「プリズン・ブレイク」キャストの素顔:セオドア・バッグウェル役ロバート・ネッパー編

日本における海外ドラマブームの火付け役として名高いタイムリミット・サスペンス「プリズン・ブレイク」が8年ぶりに復活し、シーズン5のDVDが2017年8月11日にリリースされた。

ファン待望の復活版であるこのシーズン5には、オリジナルに出演していたキャストたちもカムバックを果たすが、そもそもキャストたちは一体どんな人物なのだろうか。「プリズン・ブレイク」に出演するキャストたちの素顔に迫ってみたいと思う。

今回はセオドア・バッグウェル役のロバート・ネッパー編。


狂気的で恐ろしい役柄であるにも関わらず、主人公マイケル・スコフィールドとリンカーン兄弟を凌駕すると言っても過言ではない人気を誇った“ティーバッグ”を演じた、ロバート・ネッパー。

彼は1986年のデビュー以来、俳優として非常に苦労したことで知られている。2005年から放送が始まった「プリズン・ブレイク」で世界的に名が知れるようになるまで、約20年。当時は家族の面倒を見るためにパークレンジャーに就職し、俳優を引退しようとさえ考えたという。

ところがそんな彼を救った男がいた。「プリズン・ブレイク」と双璧を成す海外ドラマ界の’’王者’’「24-TWENTY FOUR-」に主演するキーファー・サザーランドだ。

かねてから親友同士だったというこの2人は行きつけのジムが同じであり、ネッパーは度々相談を持ちかけていたという。そんな彼を見かねたキーファーは、彼に俳優を続けるべきだと助言。その言葉があったからこそ、名キャラクター ‘’ティーバッグ’’が生まれたと言っても過言ではない。

劇中では差別主義者の役を演じているネッパーではあるが、現実では差別を真っ向から嫌う人間。俳優業は世の中で起こっている問題や世間の声を代弁する唯一の手段だから、自身が演じる役柄を通して世界に痛烈なメッセージを発信しているのだという。

また、本当に家族思いの一面も持ち合わせており、シーズン1撮影時は単身赴任でのロケであったため、撮影を中断してまで息子にFAXを送り、帰宅する際にはオンオフの切り替えを車の中で行っていたという。

それほどまでに現実と劇中でキャラクターが異なるネッパーの名演が生まれた要因は、そのアマチュア時代にある。

まだ俳優を始めて間もない頃、演技トレーニング中に周りが騒々しい中での演技を強いられたネッパーは、指導者に疑念を指摘。すると『集中して役になりきれば、周りの喧騒など気にならない』という教えを受けた。この言葉が今の役になりきるということに繋がっていると後に語っていたことがある。

エレベーターで乗り合わせた女性から悲鳴をあげられたなどという逸話もあるロバート・ネッパー。凶悪な男になりきりながらも人気を博している要因は、彼の素顔にあるのかもしれない。

果たして、新シーズンではどんな表情を魅せてくれるのだろうか?素顔を知った後で観る演技には、また違った印象を受けるかもしれない。