「プリズン・ブレイク」キャストの素顔:マイケル・スコフィールド役ウェントワース・ミラー編

日本における海外ドラマブームの火付け役として名高いタイムリミット・サスペンス「プリズン・ブレイク」が8年ぶりに復活し、シーズン5のDVDが2017年8月11日にリリースされた。

ファン待望の復活版であるこのシーズン5には、オリジナルに出演していたキャストたちもカムバックを果たすが、そもそもキャストたちは一体どんな人物なのだろうか。「プリズン・ブレイク」に出演するキャストたちの素顔に迫ってみたいと思う。

今回はマイケル・スコフィールド役のウェントワース・ミラー編。


ウェントワース・ミラーはイギリスのオックスフォード州で生まれ、ニューヨークのブルックリンで育った。

父方の血縁にはアフリカ系アメリカ人、イングランド人、ユダヤ系ドイツ人、チェロキー族がおり、母はロシア系ユダヤ人、フランス、オランダ、レバノンの血を引いているという。そんな多くのルーツを受け継いでいるウェントワースは一方がグリーンで、もう一方が薄茶という幻想的な瞳を持っており、「プリズン・ブレイク」でもその真っ直ぐな眼差しの虜になってしまったというファンも多いはずだ。

両親が教師であったことから厳格な中流家庭で育ったという。そのため、彼のストレス発散法であったのが、演技だったのだ。高校時代はミュージカルに精を出し、名門プリンストン大学に進学するとアカペラグループに所属するようになった。彼が本格的に俳優を志すようになったのは大学卒業後のことである。

ジャック・ニコルソンなどの名優に憧れた彼は一路ロサンゼルスへ。米ABCのミニ・シリーズ「ダイノトピア」や映画「白いカラス」などへの出演はあったものの、その後10年にも及ぶ下積み時代を送ることとなる。

そして2005年ブレイクのチャンスは意外なところからやってくる。ブライアン・シンガーが監督を務めた「スーパーマン リターンズ」のオーディションに参加したウェントワースは惜しくもスーパーマン=クラーク・ケント役を逃してしまう。

ところが、当時「X-MEN」の監督として密接な関わりを見せていた「プリズン・ブレイク」製作総指揮のブレット・ラトナーにシンガーが連絡。この連絡が後の「プリズン・ブレイク」主演に決まった最大の要因だったとさえ言われている。

演技が何よりのストレス解消法だと語るウェントワースは、「プリズン・ブレイク」撮影中に行われたインタビューの中でも「自分は演技をすることで何かを発散しているんだ」と語っており、あれほどまでに視聴者を惹きつける見事な演技が生まれたのも、純粋にウェントワースが演技を愛しているからなのだろう。

また、俳優としてだけでなく、2013年には自身がゲイであることをカミングアウトし、ロシアにおける同性愛プロパガンダ禁止法に対抗する構えを見せるなど、影響力のある人物としても知られている。この勇気ある行動は多くの著名人やLGBTQコミュニティに影響を与え、称賛する声が数多く寄せられた。俳優としてのウェントワース・ミラーはもちろん素晴らしいが、このように世界中に勇気と希望を届ける彼の言動も世界中のファンを惹きつけてやまない理由だろう。