「プリズン・ブレイク」日本語吹き替え版マイケル・スコフィールド役 東地宏樹にインタビュー!(その1) 死んだはずのマイケルが生きていたと聞かされたときの気持ちは?

「プリズン・ブレイク」で、これまで5シーズンにわたり主人公マイケル・スコフィールド役を担当してきた声優の東地宏樹にインタビューを行った。

 

8年ぶりのドラマ復活ですが、8年ぶりにマイケルの声に戻られた感想は?

年数が経ってしまっているので、歳とると声が低くなるものじゃないですか。でも、マイケル・スコフィールドの声というのは僕のやる吹替のキャラクターの中でも結構高いので、シーズン1をやったときに「もっと高くもっと高く」って言われてやった作品なので。

ただ、シーズン1からシーズン4までやっているうちにどんどん低くなっていったんですよ。それを、どこをもって言われるかなってちょっと探りながら、折衷案ぐらいでいったら「皆さん何のお変わりもなく」という声をいただけたので、そのまま突き進んだ感じなんですけど、シーズン4ではデブっとしてしまったマイケルが、シーズン5で体をまた絞ってきたので、どっちかと言ったらシーズン1よりにはしてみようかなというかんじでした。あと、最初は本人ではないというところから始まっているので、そこでのそういう雰囲気は作りました。

苦労というのはなかったんですね。

そう言ってもらえなかったら、苦労の始まりだったんですけどね。そう言ってもらえたんで、全然考えなくていいんだと思って。

 

死んでいたはずのマイケル・スコフィールドが生きていると聞かされたときのお気持ちは?

いや、もう、どういうことだっていう(笑)喜びの前にちょっと不安感というかシーズン1から4までの間でちゃんと終わったっていうかんじだったんで。

たぶん、「24」とか「プリズン・ブレイク」、「ロスト」のあたりが海外ドラマの幕開けみたいなところからスタートして今現在に至るので、「やっぱりあの作品たちって異質というか輝かしいものがあったから、ちょっとやろうじゃないか」ってあっちの人達が軽い感じで言ってはいないだろうかっていう不安感があったんです。でも作品を観てみたら、ちゃんと練られていて安心しました。

 

スクレ役を演じている俳優アマウリー・ノラスコが、スクレとマイケルの再会シーンを撮影した際にまるで本当のウェントワース・ミラーとの久しぶりの再会のように感情的になったと話していたのですが、声優さん同士の再会はいかがでしたか?

西凜太朗という事務所の先輩なんですけど、確かに最近現場では会ってなかったので、久しぶりでした。スクレの声を聞いて、マイケルの声を聞いてやるっていうことに関して言ったら、お互い喋ってないけど感動めいたものはありました。それは間違いなくお互いあったと思います。そういう関係の役ですし、基本的にはプライベートでも仲が良いので、そういう感じはありました。

 

新しい声優さんも今回のシリーズから出演していますが、そういった方との共演はいかがでしたか?

そういう方たちっていうのが、意外とわざわざこれのために作品を観てきたんじゃなくて、その当時にプリズン・ブレイクを観ていた人が結構多くて、そういう方たちがメインのキャラクターをやっている場合が多かったんで、技術っていうよりは気持ちが一つになりやすかったですね。

こっちはこっちで終わったはずのシーズンが始まるっていう有難みと期待感でやってて、新たにきた人たちには育ってきてこれに出れたんだっていう喜びがあるので。それを聞いた時は、「たいしたことないじゃん」って言われちゃったらどうしようかなっていうプレッシャーは感じましたけどね。嘘か本当か分かりませんけど、どうにか感動してくれたみたいなんで、飲み会は盛り上がりました(笑)

 

飲み会ではどういうお話をされてるのですか?

ストーリーが今後どうなっていくのか、誰が死ぬのかっていうのはどうしても話題になりますね。「このキャラクターは次死ぬんじゃないの」っていうので盛り上がっています。

今回は山本くんっていう織田裕二のモノマネをしている人が入っていて、シーズン5のための宣伝隊長みたいなもので入っているのかと思ったら、吹替が好きでちゃんと地道に吹替をやられていて、その方が「24」と「プリズン・ブレイク」のファンで、若本さんのモノマネとかもネタとしてやっているのを実際に飲み屋でやってくれたりして、すごい盛り上がりました。

 

誰が次に死ぬかという予想が的中することはありましたか?

結構的中しますね。大体よく喋りだすと死ぬっていう(笑)なんでお前急に喋り出してるんだよって言ってたら死ぬっていうことが8割方ありますね。2割くらいはだんだんそれがバレてきてるからしないんですけど、ちょっと死亡フラグ立ってるぞっていう話にはなります。

 

今回の最大の黒幕“ポセイドン”の正体も皆さんで話されていたのですか?

「誰だ誰だ」って言ってた時にネットを見た人がペロっと言っちゃったりする場合があるんですよ。ネットは良い場合と悪い場合があるので、「言うな言うな」って言ってました。最初のうちはそれで盛り上がっていましたね。

(その2に続く)