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BONES—骨は語る—

イントロダクション

法人類学者テンペランス・ブレナンとFBI捜査官シーリー・ブースがコンビを組んで数々の難事件を解決していく『BONES』。骨から事件解決を導き出すという独特の視点から生まれる多彩なバリエーション と、どこかコミカルなユーモアのセンスで、多くの犯罪ドラマとは一線を画すポジションを確立している本作だが、シーズン2に突入し、その持ち味はさらに磨きのかかったものとなっている。

犯罪ドラマの観点からは、1話完結の分かりやすいストーリーは健在のまま、シーズン1で登場した連続殺人犯エップスとの戦いや、ブレナンの父親をめぐるミステリーなど、シリアル・ドラマ的要素がさらに充実し、ドラマに一層の深みを与えている。ブレナンたちが毎回遭遇する事件の数々もまた、シーズン1以上に手ごわい難事件が続出。ブレナン自身が事件に巻き込まれる非常事態も発生し、その緊迫感のあるストーリーテリングにエキサイトすること間違いない。

一方、『BONES』の大きな特色でもあるキャラクター・ドラマとしての面白さ、こちらにも注目だ。現代のモルダー&スカリーの呼び声高いブースとブレナンの絶妙なコンビネーションはますますパワーアップ。水と油のように正反対の性格の2人だが、ぶつかり合いながらも理解を深め、その絆は一層確かなものになっている。ロマンスの香りをかもし出しつつなかなかくっつかない2人にはじれったい思いだが、今シーズンではお互いに新たな恋人の出現も。互いの恋愛感情を否定しながらもどうしても相手の恋人が気になってしまう2人の姿が微笑ましい。さらに今回はラボのメンバーにも新たな恋が発覚。意外な2人のカップリングの恋の行方は!? また新上司カミールとブレナンの激しいライバル対決も見どころのひとつだ。

『X-ファイル』のデイビッド・ドゥカブニーが監督!

ブレナンとブースが現代のモルダー&スカリーと例えられるように、ストーリーこそ関連性はないにしろ、男女のバディものであるといった点、カルト的な要素を含む点で共通点が多い『BONES』と『X-ファイル』。シーズン2ではモルダーこと、デイビッド・ドゥカブニーが1エピソードを監督し、ますます縁を深めている。

クリエイターのハート・ハンソンとドゥカブニーが友人だったことから実現したこの夢のコラボレーション。彼が担当したのは11話。彼が担当したのだからやはり宇宙人絡みのエピソードかと思いきや、ブレナンの父やFBIの暗い過去にまつわる重厚なストーリーで、シーズンの中でもターニング・ポイントとなる重要なエピソードだ。『X-ファイル』時代にも数エピソードを監督しているドゥカブニー。俳優とは違った一面を見せる彼の演出に注目だ。また、このエピソードには意外なゲストスターも登場。それが『BONES』のベースとなった原作小説の著者であり、番組にはプロデューサーとしても参加しているキャシー・ライクスだ。カメオ的な短い出演シーンながら、彼女が演じたキャラクターがザックの将来を左右するという重要な役どころ。演技もなかなかのもので、その多才ぶりを遺憾なく発揮している。