モダーンズ
Moderns, The

「失われた世代」が暮らす1920年代、パリ
愛と芸術の間で揺れる男と女を描く
アラン・ルドルフ版『ミッドナイト・イン・パリ』

MGM1988年度作品 /  

キャスト&スタッフ

ニック…キース・キャラダイン
レイチェル…リンダ・フィオレンティーノ
リビー…ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド
ナタリー…ジェラルディン・チャップリン
ロワゾー…ウォーレス・ショーン
ヘミングウェイ…ケヴィン・J・オコナー
ストーン…ジョン・ローン
ガートルード・スタイン…エルサ・レイヴン

監督:アラン・ルドルフ
製作:キャロリン・ファイファー/デヴィッド・ブロッカー
脚本:アラン・ルドルフ/ジョン・ブラッドショウ
撮影:栗田豊通
音楽:マーク・アイシャム
美術:スティーヴン・レグラー

●字幕翻訳:古田由紀子

ストーリー

1926年のパリ。ゴシップ新聞にイラストを描いて暮らしている画家のニックは、カフェで実業家のストーンと一緒にいる美女レイチェルを見かける。彼女はニックの妻だった。収集家だが値段でしか絵の価値をはからないストーンを、画廊の女経営者リビーは軽蔑していた。ニックの父が腕のいい贋作画家だったことから、リビーの顧客でアメリカから来ている美術収集家ナタリーが彼女の所有するモディリアーニ、セザンヌ、マティスの絵の模写をニックに頼む。ある日、ストーンがニックを侮辱したとき、思わず笑ってしまったレイチェルをニックが平手打ちしてしまう。ストーンはニックに決闘を挑み、同席したガートルード・スタインの提案で3ラウンドのボクシング試合をすることになる。試合は、反則技を使ってニックを打ちのめしたストーンが勝利する。その頃、ナタリーは黙ってニックの部屋から絵を持ち去り、ニューヨークに新設される近代美術館に寄贈するためにアメリカへ送るが、彼女が奪ったのはニックが手がけた模写だった。

ポイント

ロバート・アルトマンの愛弟子アラン・ルドルフ監督が、実在の人物や事実をふまえながら「モダーン・アート(近代美術)」の芸術的価値と愛の意味を問う意欲作。出演は『北国の帝王』『ナッシュビル』のキース・キャラダイン、『ラストエンペラー』のジョン・ローン、『まぼろしの市街戦』『愛のメモリー』のジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、『赤ちゃんよ永遠に』のジェラルディン・チャップリンら。撮影は日本人カメラマン栗田豊通。パリのムードあふれる音楽を奏でたマーク・アイシャムは本作でロサンゼルス映画批評家協会賞音楽賞に輝いた。

●ロバート・アルトマン監督の名作『ギャンブラー』(71)で映画デビューしたキース・キャラダインは、ジョン・フォードの名作『駅馬車』(39)『怒りの葡萄』(40)などで知られるジョン・キャラダインの息子。兄はTVシリーズ「燃えよ!カンフー」(72〜75) や『キル・ビル』(03)などで知られるデヴィッド・キャラダイン、弟ロバート・キャラダインも『最前線物語』(80) 『ジャンゴ 繋がれざる者』(12)などに出演している俳優。ウォルター・ヒル監督の『ロング・ライダーズ』(80)ではデヴィッド、キース、ロバートの3人共演でヤンガー兄弟を演じている。
●『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(85)でミッキー・ロークと対決する中国人マフィアのボス、アカデミー賞10部門を受賞した『ラストエンペラー』(87)では満洲帝国皇帝を演じたことで知られる中国人スター、ジョン・ローンは香港生まれだがロサンゼルスで育ち、『砲艦サンパブロ』(66)などの日系俳優マコに認められて演劇の道に進んだ。
●アラン・ルドルフはロバート・アルトマン監督作『ロング・グッドバイ』(73) 『ナッシュビル』(75)で助監督を務め、『ビッグ・アメリカン』(76)ではアルトマンと共に脚本を担当。同年キース・キャラダイン主演の『ロサンゼルス・それぞれの愛〈TV〉』で監督デビューした。本作を挟んで『チューズ・ミー』(84) 『トラブル・イン・マインド』(85) 『メイド・イン・ヘブン』(87) 『トム・ベレンジャーの探偵より愛をこめて〈V〉』(89)とカルト的な人気を持つ作品を連続して放った。

収録特典

127分 片面1層 カラー(一部モノクロ)
1.英語 ドルビーデジタル 2.0ch
1.日本語字幕

ビスタ・サイズ

なし

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