ラヴ・ストリームス
Love Streams

愛は流れ続けるものなのか――
求めながらも満たされない男と女の孤独を繊細に描く
天才ジョン・カサヴェテスが残した最後の傑作! 

MGM1984年度作品 /  

キャスト&スタッフ

サラ…ジーナ・ローランズ
ロバート…ジョン・カサヴェテス
スーザン…ダイアン・アボット
ジャック…シーモア・カッセル
アルビー…ジェイコブ・ショウ
マルガリータ…マーガレット・アボット
クラヴィッツ…アル・ルーバン

監督・脚本:ジョン・カサヴェテス
製作:メナハム・ゴーラン/ヨーラン・グローバス
原作・脚本:テッド・アレン
撮影・製作総指揮:アル・ルーバン
音楽:ボー・ハーウッド

●字幕翻訳:金丸美南子

ストーリー

離婚してロサンゼルスの屋敷で秘書や若い女たちと共同生活を送っている人気作家のロバート。そこへ夫ジャックと離婚協議中の姉サラがやってくる。サラは娘のデビーが同居を拒んだことにショックを受け、憂さ晴らしにパリへ旅行した帰りだった。ロバートは息子のアルビーを一晩預かることになるが、対応に困ってラスベガスへ連れて行って一人夜を徹して遊び、ホテルに取り残されたアルビーは母親に会いたいと泣き叫ぶ。アルビーが住む家へ連れて行ったロバートは、別れた妻の夫に殴られる。ロバートはガールフレンドのスーザンの家へ行くが、彼女は他の男とデートに出かけていた。サラはロバートのためにと、犬、鳥、馬、ヤギなどを屋敷へ連れてくる。嵐の夜、明らかに精神を病んだサラがボウリング場で出会った男の車に乗って去っていくのを、ロバートはひとり見守るのだった。

ポイント

「愛は絶えず流れ続け、止まることはない」と言い切る女性サラは、ジャックと離婚し娘にも去られて精神に異常をきたす。裕福な作家である弟ロバートも愛を求め続け、別れて暮らす息子との付き合い方がわからない……。愛を失うことにおびえ続ける現代人の心の揺れを見事な演技とカメラワークで描ききった名作ドラマ。

●ジョン・カサヴェテスは、ドン・シーゲル監督の『暴力の季節』(56)、マーティン・リットの監督デビュー作『暴力波止場』(57)、西部劇『西部の旅がらす』(58)といったハリウッド映画に出演する一方、ニューヨークの演劇ワークショップでの即興演技を記録した『アメリカの影』(59)で監督デビュー、後に「ニューヨーク・インディペンデント映画の父」と呼ばれるようになる。自宅を抵当に入れて製作した『フェイシズ』(68)でヴェネチア国際映画祭イタリア批評家賞を受賞、アカデミー賞でも助演男優賞、助演女優賞、脚本賞にノミネートされた。
1989年に肝硬変のため59歳で他界。死後、各国で映画祭が開かれ作品の再評価が進んだ。遺された脚本『シーズ・ソー・ラヴリー』は息子ニック・カサヴェテスが監督、ショーン・ペン主演で1997年に映画化された。
●サラ役のジーナ・ローランズは、ニューヨークで演劇を学んでいた1954年にジョン・カサヴェテスと出会い24歳で結婚、公私共にパートナーとして7本のカサヴェテス監督作に出演(そのほか『アメリカの影』にも顔を見せている)。『こわれゆく女』(74) 『グロリア』(79)の演技でアカデミー主演女優賞にノミネートされた。カサヴェテスとの間の娘ゾーイ・カサヴェテスは『ブロークン・イングリッシュ』(07)を監督、俳優となった息子ニック・カサヴェテスも『ミルドレッド』(96) 『シーズ・ソー・ラヴリー』(97) 『きみに読む物語』(04)などの監督作があり、いずれの作品にも出演している。

※本編中に映像・音声の乱れがございますが、これはオリジナル素材に起因するものです。予めご了承ください。

収録特典

142分 片面2層 カラー
1.英語 ドルビーデジタル 1.0ch
1.日本語字幕

ビスタ・サイズ

なし

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