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INTRODUCTION
 リアルタイム・ドラマという革新的な手法でTVドラマの新たな歴史を作り、世界的なヒット・シリーズとなった『24』も、このシーズンⅧで、ついにファイナルを迎える。
 ここまで長きに渡る作品でありながらも一度も息切れすることなく、つねにトップを走りつづけてきた『24』。それは出演者全員も認める、もっと見たい、早く次が知りたい、と思わせる、毎回ワクワクさせる脚本の素晴らしさにある。リアルタイム・ドラマとしての『24』らしさを保ちつつも、新たな試みを取り入れることを恐れない、そのつど趣向を凝らしたドラマを生み出す製作陣の努力が、ファンの心をとらえて離さないのだろう。
 さらに、ドラマティックすぎるストーリー展開にリアリティを与える、キャラクターの魅力も永続的な人気の要因だ。生身のヒーロー、ジャック・バウアーはもちろんのこと、ジャックの娘キム、各シーズンで異なる個性を発揮する大統領たち。そしてCTUの面々、トニー・アルメイダ、クロエ・オブライエンなどなど。彼らの人間性がきちんと描かれ、画面から伝わってくるからこそ、まるで身内のような気持ちで感情移入してしまう。だから止められない、次回の彼らとの再会と新たな出会いが待ち遠しくてしかたない、それが『24』なのだ。

 そんな待望の新シーズンである本作は舞台を一新、ニューヨークが舞台となる。解体されたCTUも、ニューヨークの地下に再建され、新たな装いで登場だ。そして我らがジャックは、なんと初の笑顔で現れる。つねに戦いの渦中で奮闘し、打ちのめされては立ち上がってきた、これまでのジャックからは考えられない穏やかな表情だ。けれども、昔つかっていた情報屋が救いを求めて訪ねてきたことで、再び戦いに身を投じることになる。しかし、今度のジャックは、国のためという任務ではなく、クロエのため、ルネのため、大切な人のために戦う。それに対して、信念をもって捜査を先導してゆくジャック化したクロエの活躍も、本シーズンの見どころのひとつだ。さらに、前シーズンではかなわなかったジャックとルネの恋の行方も見逃せない。
 ジャックを演じるのは、もちろんキーファー・サザーランド。自分を犠牲にしてテロと戦う姿は同様だが、守るべきものができて失う恐怖も味わう、押し引きをわきまえた幅のあるキーファーの演技が、人間ジャックの魅力をこれまで以上に引き出している。同じく、すべてを失い、前シーズンとは別人のようなルネ役、アニー・ワーシング、回を重ねるごとに頼もしく成長してゆくクロエ役、メアリー=リン・ライスカブの演技にも注目だ。
 加えて、強い意志をもった女性大統領役のチェリー・ジョーンズ、いけ好かなさに拍車がかかるローガン役のグレゴリー・イッツェン。さらに新たに加わる、ティーンのアイドルから大人の俳優へと成長したフレディ・プリンゼ・ジュニアや、『GALACTICA/ギャラクティカ』で大ブレイクした注目女優ケイティー・サッコフなど、皆それぞれがキャラクターの持ち味を個性たっぷりに演じ、ストーリーに魅きこむ。

 まさに観る者を夢中にさせる、『24』マジックはいまだ健在だ。そしてご存じのように、ファイナルだからと言って、これで終わりではないので、ご安心を。ウワサでは、すでに映画版の脚本もできているらしい。リアルタイム・ドラマを、どんなかたちで映画に移行するのか? つねにサプライズを用意しているスタッフたちだから、期待は裏切らないことだろう。その完成を心待ちにしつつ、これぞ『24』のスリルと興奮がたっぷり詰まった本シーズンを思う存分、楽しんでほしい。