キャストを一新してスタートした「24 -TWENTY FOUR- レガシー」、アフリカ系アメリカ人俳優コーリー・ホーキンスを主役に起用した意味とは?

2001年11月に全米でスタート。その後、9つのシリーズに渡り世界中で大ヒットとなった「24」シリーズ。そのすべてのシリーズを通じて、CTU(テロ対策ユニット)の不死身の捜査官ジャック・バウワーを演じたのがキーファー・サザーランド。その存在感はあまりにも大きく、「24」といえばキーファーの番組だといっても過言ではないだろう。

しかし、2017年2月5日、全米で放送開始した続編「24 -TWENTY FOUR- レガシー」は、そのジャック・バウワーをはじめとしてすべての出演者を一新。フレッシュな顔ぶれでの船出となった。

“24といえばジャック・バウワー”というイメージがある中で、それをあえて放棄し、新しいキャストで新シリーズを制作することにはどのような意図があるのか?特に主役としてまだ比較的無名のアフリカ系アメリカ人俳優コーリー・ホーキンスを起用した狙いとは?

LA Timesの記者グレッグ・ブラクストンが制作者および主役のコーリー・ホーキンスにインタビューしている。

「24」続編を新しいキャストとともに世に送り出したい

FOXの重役や制作陣は、「24」続編には人種的に多様なキャストで挑みたい、視聴者には過去にとらわれることなく、新しいキャストになじんでほしいと思っていたようだ。FOXテレビジョン・グループの共同会長ゲイリー・ニューマンは次のように述べている。

我々は、“『24』が新しいキャスト、新しい方法で戻ってくる”というメッセージを送りたかったんです。もちろんリスクは承知の上です。

偉大すぎるジャック・バウワーを登場させない狙いとは?

たしかに視聴者に顔なじみの出演者を一人も使わずに新しいキャストだけで続編に臨むことはリスクが高い。何よりも世界中で愛されてきた、キーファー・サザーランド演じる“ジャック・バウワー”を登場させないことは、素人目に見てももったいないと感じてしまう。しかし制作者たちは、主人公に抜擢されたコーリー・ホーキンスに絶大な信頼を置いているようだ。

エグゼクティブ・プロデューサーのマニー・コトとエヴァン・キャッツは次のように答えている。

我々が映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』に出演するコーリーを見たとき、(『24』の主役は)彼で決まりだと思いました。

ファンが望むものはいろいろあるでしょう。でも我々として大事なことは、自分たちが本当に惚れ込むことができるキャラクター、俳優を見つけることなんです。コーリーを主人公にすれば、ファンはこれが新しい出演者による新しいストーリーだということがわかり、見に来てくれるだろうと思ったんです。

人種も年齢も知名度もまったく異なる俳優 コーリー・ホーキンス

つまりキーファーとは、人種も年齢も知名度もまったく異なる俳優を起用することで、続編はこれまでとは違うストーリーであるという強烈なメッセージを送りたかった。そのためにコーリーを起用したということのようだ。もちろん、コーリーの演技力、存在感、カリスマ性などが高く評価されたのは言うまでもない。

もし視聴者が、ジャック・バウワーのいない「24」を見て、違和感を感じたとしたならば、それこそが制作陣の狙いであったということだ。

では「24 -TWENTY FOUR- レガシー」で主人公エリック・カーター役に抜擢されたコーリー・ホーキンス自身はどのように感じているのだろうか?(次に続く↓↓)

コーリー・ホーキンス、「24 -TWENTY FOUR- レガシー」主役抜擢に感激! 「TVでこんなキャラクター見たことないよ」

2017.03.24

■リリース情報

「24 -TWENTY FOUR- レガシー」

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