15年の歴史をもつ「24 -TWENTY FOUR-」シリーズ、新作はどのように蘇った?

(写真左から)マニー・コト、ブライアン・グレイザー、エヴァン・キャッツ

2001年の放送開始以来、9つのシリーズに渡り世界中を熱狂させてきた「24 -TWENTY FOUR-」だが、今年2月より全米にて放送中の新シーズン「24 -TWENTY FOUR- レガシー」は、これまで番組を支えてきた捜査官ジャック・バウアー(演:キーファー・サザーランド)をはじめ、全てのキャストを一新。新たな顔ぶれでの発進となった。

米Entertainment Weeklyは、エグゼクティブプロデューサーのマニー・コトとエヴァン・キャッツに直撃取材。「24 -TWENTY FOUR- レガシー」が生み出された背景・過程を明らかにしている。

初めは別番組として構想していた

コトによると、当初は「誰も『24 -TWENTY FOUR-』を復活させようとは思っていなかった」そうで、オサマ・ビン・ラディンを追い詰めた米海軍特殊部隊SEALsから着想を得たスリラー番組をやることを考えていたという。

コトとキャッツは、テロリストを殺害し帰国した元兵士が、命を狙われているために、意志に反して証人保護プログラムに入れられる物語を語りたかったそうだ。しかし、話し合いを重ねるにつれ、「リアルタイムで進行したほうが、よりエネルギーに満ちた、活き活きとした作品になるだろう」との結論に至り、「24 -TWENTY FOUR- レガシー」が生まれることになった。

ジャック・バウワーとは対照的な主人公

番組の中核をなす主人公をどう描くか。ショーランナーたちが求めていたのは、キーファーが演じたジャック・バウアーとは正反対の主人公だった。

もし『24』が、ジャックがゆっくりと孤独になっていき、ヒーローであるためにより大きな代償を払う姿を描いていたのなら、新作は誰かの始まりを描くことになると思いました。主人公のエリック・カーターは、テロへの戦いで重要な任務に就いた後、どのように人生を歩むかを見出そうとしている兵士なのです

ジャックと正反対の主人公を作り上げた製作陣は、主人公の築く人間関係にも少々メスを入れたという。これまでのシリーズでジャックは、大統領との絆を強めてきた。しかし製作陣は、エリックと大統領を結び付けるのではなく、元CTU局長のレベッカ・イングラム(演:ミランダ・オットー)との関係をより強く描いた。そうすることで、新たな風をシリーズに吹き込ませることに成功する。

過去に縛られないシリーズに

そして何よりも製作陣が求めていたことは、過去のシリーズに囚われずに新作をファンに楽しんでもらうこと。もちろん「24 -TWENTY FOUR- レガシー」には、過去のシリーズを彷彿とさせる要素はたくさん詰め込まれている。その一方で、製作陣は、「レガシー」を純粋に新たなストーリーとして堪能してもらいたいという気持ちもあるようだ。

私たちは、観客の皆さんに本作を観て共感していただきたいと思っています。過去に縛られないで頂きたいですね

過去のシリーズを尊重しつつも、思い切って新たなキャストやストーリーで続編を生み出すという大胆な試みを実行した製作陣たち。新旧ファンにその想いは伝わっていることだろう。

■リリース情報

「24 -TWENTY FOUR- レガシー」

ブルーレイ&DVD 好評発売中 ※字幕版・吹替版収録
好評デジタル配信中 ※字幕版・吹替版同時

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