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THE X-FILES
シーズン8:ドゲット捜査官登場!
このシーズンのトピックと言えばやはりロバート・パトリック扮するジョン・ドゲット。ウワサ通りドゥカブニーが(ほぼ)降りたことによって新しい捜査官が必要になったのだ。

彼の登場はシリーズに新風を吹き込むことになった。モルダーとはまったくちがう骨っぽさと男臭さをもつ彼の存在は物語をアクティブに変え、超常現象を否定するその思考は、モルダーに感化されたスカリーと対立を生んで、モルダー時代とは対照的な構図を作り出したのだ。彼の登場に懐疑的だった昔からのファンも放送後は肯定的な意見に。そして、重大な出来事といえば不妊症だったスカリーの妊娠! 父親はモルダーみたいだからファンは騒然だ。
この常連キャラクターが初登場
ジョン・ドゲット モニカ・レイエス
ロバート・パトリック
刑事からFBIに入った現場叩き上げタイプの捜査官。堅物で融通が利かないタイプだが、モルダー同様信念と使命感は十分過ぎるほど。最初は反発するするスカリーもそれで見直すことに。
アナベス・ギッシュ
オカルト系に強い、女性版モルダーっぽいFBI捜査官。パラノーマル畑の専門家がいなくなったチームのおたくブレインとして準レギュラー的存在に。演じているのはアナベス・ギッシュ。
ノエル・ローラー
アダム・ボールドウィン
ドゲットの旧友(戦友らしい)で、政府機関の上層部に所属しているらしく彼の情報ソースになる。ただし、これはシーズン8だけのことで、シーズン9に入ると驚愕の事実が!
 
必見エピソードBEST3
行方不明になったモルダーを探すスカリーとドゲット。ドケットをまったく認めず、モルダーをひたすら求めまくるスカリーに、ふたりの絆の強さ、愛の深さを痛感する一編。ストーリー的には無理を感じるものの、モルダーの拷問シーンは必見。本当に痛そうだから。
モルダー&スカリーの愛の結晶(だと思う)ウィリアムの誕生。苦労の末に授かった我が子を抱いてキスする新パパ&ママに思わず拍手を送りたくなる、まるでグランドフィナーレのようなラスト。ふたりの関係もひとまず決着だ。
1話完結が多いなかで、もっとも異彩を放っていたのが、モルダーが関わっていたというこの話。辺鄙な村で起きるその事件は不気味な人物の登場で意外な方向へと向かい、そこに人間への皮肉と優しさを込めてみせる。いかにもモルダーが興味を示しそうな事件。
裏ネタ集
●ジョン・ドゲットの名前は、スポーツコメンテーター、ジェリー・ドゲットから。彼の相手を務めるアナウンサーの名前はヴィン・スカリーで、もちろんスカリーのモトネタ。#802「サーチ・フォー・モルダーPart2」に登場するFBI捜査官ランドーは劇場版に出演したマーチン・ランドーからとられた名前?

●#807「第3の目」の病院の医師案内にはC・カーター、D、スカリー、C・カプランという名前が。C・カプランはプロダクション・デザイナー、コリー・カプランのこと。あとのふたりは説明するまでもない。

●#819「孤立」に登場するドゲットの即席パートナーでモルダー&スカリーの大ファンだと告白するレイラ・ハリソンの名前は、シリーズのディープなファンとして知られていた女性からとられている。彼女は若くして皮膚ガンで亡くなってしまったので、このネーミングはスタッフからの供養だったのかもしれない。

●#816「パスワード」で使われる3語はお馴染の<Fight the Future>なのだが、ファンの間では<I LOVE YOU>ではないかと期待されていた。そこまでサービスはしてくれない?

●ウィリアムを演じている(というほどでもないけど)のはジェリー・シバン。シリーズのヘッド・ライターでありシーズン8のプロデューサー補、ジョン・シバンの赤ちゃんだ。もちろん、このウィリアムと言う名前はモルダー&スカリーのパパからとられたもの。すでにお気づきだろうが、ふたりのパパは同じ名前なのだ。

●#806「レッドラム」“Redrum”はMurderの逆読みで時間が逆行する主人公にちなんでいる。#813「受胎」“Per Manum”はラテン語でBy Hand、#818「到来」“Vienen”はスペイン語でThey Comeの意味。エピソードタイトルはいつも凝っているのだ。