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THE X-FILES
シーズン5:サマンサが再び出現!
モルダーの自殺というショッキングな事件で幕を閉じたシーズン4。もちろんモルダーが消えるはずもないので、やきもきすることもなかったが、まだ問題は残っている。そう、スカリーのガンである。当然、これにもスモーキング・マンがからみモルダーを懐柔しようとするし、それに加えてサマンサが再登場。しかもスモーキング・マンを父と慕っているという驚愕の事実つきで!
 
それだけじゃない。このシーズンの終わりには、モルダー&スカリーのよりどころだったX-ファイル課そのものが文字通り灰となるという、思いも寄らないフィナーレが待っているのだ。このドラマチックな展開はちょっと凄過ぎる?
この常連キャラクターが初登場
ジェフリー・スペンダー ダイアナ・フォーリー
クリス・オーウェンス
FBI捜査官でスモーキング・マンの息子でありアブダクトされたカサンドラの息子。自分を捨てた父には恨みがあるらしいが、性格は似ている。後半になるとモルダーの弟説まで浮上するが。
ミミ・ロジャース
FBI捜査官。モルダーのかつての同僚だけあって、妙に馴れ馴れしい態度。当然ながらスカリーはジェラ状態だ。ただし、彼女もスモーキング・マンの配下にあり、モルダーをハメる!?
ギブソン・ブレイズ エミリー
ジェフ・ガルカ
チェスの世界大会のチャンピオンシップに出場する12歳の天才少年……というより、他人の心が読める超能力をもつ。彼はその後、シーズン7にも登場し、モルダー失踪に関わってくる。
ローレン・ダイウッド
スカリーの娘!? かもしれなかった薄幸の少女。もしそうだとしたら、スカリーがアブダクトされたときに採取されたDNAで生まれた(作られた)子供ということになりそうだ。
必見エピソードBEST3
スティーブン・キングとカーターが脚本を書いた怖くて笑える一編。と言うのも『害虫』の逆パターンでスカリーが休暇でメイン州を訪れ、モルダーとは電話で話し合うという設定になっているからだ。ふたりの会話が何たって笑える。
シリーズ初のモノクロ作品。果敢にこういう挑戦をするところが人気の秘密なのかもしれない。で、物語のほうはとことん『フランケンシュタイン』にひっかけたネタで、オリジナルを知っていれば10倍楽しめる出来上がり。モルダー&スカリーのダンスもグッド!
コメディ系もいいけどしっとり系も。というわけでモルダーと透視能力を持つ盲目の少女のふれあいドラマ。かたくなに心を閉ざした少女の、その心を開こうとするモルダーが優しく切ない。薄幸な彼女にサマンサが重なるのがミソだ。演じるはリリ・テイラー。
裏ネタ集
●スティーブン・キングが参加したきっかけは、前記のドゥカブニーが出演したTVのゲーム番組。そのとき優勝を競い合ったキングは彼に「『X-ファイル』が大好きだから、喜んで脚本を書くよ」と自らオファーしたのだ。とはいえ、出来上がった脚本#510「ドール」はモルダー&スカリーのキャラが活かされてなかったので、カーターが手を加えることになったが。また、#511「キル・スイッチ」のウィリアム・ギブスンの場合は、カーターと何度も同じ飛行機に乗り合わせ、いつか脚本を書くという話になりそれが実現。ギブスンの当時13歳の娘もシリーズの大ファンだとかで、父親に執筆をすすめたそうだ。

●その#511「キル・スイッチ」の妄想シーンでモルダーを嬉しそうにいたぶっている看護婦のひとりはドゥカブニーの熱烈ファン。SPCDD(The Society for the Prevention of Cruelty to David Duchovny)というファンクラブのメンバーだ。

●スカリーの子供時代の思い出が綴られる#506「クリスマス・キャロル」で、16歳のスカリーを演じたのはジリアンの実妹ゾエ・アンダーソン。歯に矯正器具をつけて現れるが、これは自前。本人はこの演技を思いっきり楽しんだらしい。もしかして姉と同じ道を選ぶ?

●カーターが『X-ファイル』を作る上で大きな影響を受けたTVシリーズ『事件記者コルチャック』のタイトルロール、ダレン・マクギャビンが#515「旅人」についに出演。実はカーター、#201「リトル・グリーン・マン」のときも出演を希望したが断られ、今回やっと願いが叶ったことになる。また、同エピソードでJ・エドガー・フーバーを演じたデビッド・フレデリックスは#407「紫煙」でも同じ役を演じていた。これに気がついた人はかなりディテールにこだわるファン。そういう細部も魅力のひとつだ。