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いよいよ佳境に入ってきたシリーズ。と言うのも闇の政府とエイリアンとの関係がここに来て表面化するからだ。それに大きく関与するスモーキング・マン&クライチェック、そこに新キャラのマリタ・コバルービアスも加わった悪人チームとモルダー&スカリーの攻防戦が見どころ。が、大きな問題はそれに留まらない。スカリーの病、アブダクトされたことに原因があるガンが発見されるのだ。それを知ったモルダーはもちろん必死で彼女を救おうとする。関与しているはずのスモーキング・マンに詰め寄りまくる。その一途さは、もしかして母親を救おうとしたときよりも強いかもしれない。つまり、事件や悲劇を重ねれば重ねるほど、ふたりの絆は強まって行くということだ。
ローリー・ホールデン
N.Y.の国連本部でモルダーが会う補佐官。当初はモルダーに情報を流す善っぽいキャラで登場するが、実はスモーキング・マンの手下。しかもクライチェックとは恋愛関係まであるという悪女。
いまや民衆の敵No.1のスモーキング・マンの過去に迫るエピソード。暗い少年時代、JFK暗殺への関与、モルダー・パパとの出会い、煙草依存症になったきっかけ……思わず彼が愛しくなっちゃうようなエピソードの数々! しかもリンクもとても上手く行ってるし!
誰にでも化けられる能力だけはある、サエない青年が巻き起こす大騒動。「ハンサム」なモルダーに化けてスカリーに急接近し、クチビルまで奪おうとするのだ。事前にモルダーその人に邪魔されるけど。荒唐無稽なホラ話をコメディ仕立で料理した見事な成功例!
こ、これをTVで放映していいの!? と見てるほうが心配になるフリークスもの。モンダイの家族は近親相姦を繰り返した連中で、母親の身体は驚くべき状態。しかも赤ちゃんは……。とはいえそこはこのシリーズ、ブラックな笑いでコーティングして忘れられないエピソードに。
●TVシリーズ“Space : Above and Beyond”が始まったのでシリーズを降りていたグレン・モーガン&ジェームズ・ウォンが復帰した第一作は、そのタイトルも#403「ホーム」。同作が打ち切りになり帰ってきたらしい。また、#405「追憶」でモルダーの前世の恋人を演じるクリスティーン・クロークは“Space”の出演者で、のちにグレン・モーガンと結婚。そしてカーターの『ミレニアム』にも準レギュラーとして出演することになった。
●#407「紫煙」で掲載誌をニューススタンドで購入するスモーキング・マンだが、その側に置いている雑誌の見出しには「ダリン・モーガンはどこに行った?」という文字が。これはシーズン4が始まる前にシリーズを去ったダリンに対して送られた言葉。また、ここでスモーキング・マンの青年時代を演じているのは、のちに息子役で登場するクリス・オーウェンズ。
●ドゥカブニーはプリンストン大学時代、バスケ部に在籍(補欠だけど)していただけあってバスケ好き。シリーズでその腕前を披露するチャンスを狙い続け、その野望が#408「ペーパー・ハート」のバスケット・シュートの場面で叶ったことになる。何でも7テイク撮り、そのうち4回シュートをキメたとか。さすが?
●#413「タトゥー」でスカリーがディープキスをする青年は、ジリアン自らが選んだロドニー・ローガンという若手役者。彼も“Space”からの流用組だ。ジリアンは彼が気に入ったらしく、撮影後につきあいはじめ、その仲はおよそ1年ぐらい続いたとか。
そして、言うまでもないが、しゃべるタトゥーの声を担当しているのは、スカリーのモデルとなった『羊たちの沈黙』のFBIエージェント、クラリス・スターリングことジョディ・フォスター。彼女がシリーズ・ファンだったからこそ実現したのだ。