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フォックス・モルダー
フォックス・モルダーの9年間
『X-ファイル』シリーズの9年にも及ぶ軌跡はFBI捜査官フォックス・モルダーの成長の記録である。
 妹サマンサをUFOにアブダクトされる現場を目撃して以来、超常現象に関してはそのほとんどを信じ込むようになったモルダー。そんな彼とお堅い相棒ダナ・スカリーとの対照はシリーズ当初、コミカルでライトな味わいを生み、グロテスクで不気味な話さえもユーモラスに変えていた。
 ところが、サマンサ問題が表面化し、政府が関与していることが発覚すると、モルダーの明るさに陰りが生じ始める。父を失い、母をも失うという悲劇に見舞われつつも、大きな敵に猪突猛進。自らの命を危険にさらすどころか、何度も生死の間をさまようことになっても決してひるむことはなく、謎を究明しようとする。その姿は、妹を思う兄、FBI捜査官という個人的レベルのものではなく、<Fight the Future >する男、まさに<Truth>を追い求めるヒーローといっていい。同僚に<スプーキー>と呼ばれるほどの超常現象おたくだった男が9年の間に大きく成長し、いつの間にかとてつもなく強く頼もしい人間に変わって行ったのだ。
 彼のこの信念は、スカリーはもとより、上司のスキナーの価値観にさえ大きな影響を及ぼした。そして、われわれファンは、そんなモルダーの活躍を毎回毎回、固唾を飲んで見守ったのだ。
プロフィール
1960年10月11日生まれ。オックスフォード大学で心理学学位を取得。卒業後、クァンティコのFBI訓練アカデミーを終えて、凶悪犯罪アナリストとなるが、自らの希望でXファイル課に異動。
性格
スプーキー(奇妙)とあだ名されるFBIきっての変人。超常現象には目がなく、組織の規則を破っても謎の究明に奔走する。常にユーモアを忘れないが、UFOにアブダクトされた妹サマンサのことになると真剣そのもの。
クセその他
好物は父親と同じヒマワリの種。特に退屈な捜査のときには、この殻が山積みになるほど食べる。趣味はアダルトビデオやエイリアン解剖ビデオの収集と鑑賞。ペットは熱帯魚で、インテリアやファッションには無頓着。

デイビッド・ドゥカブニー プロフィール
1960年8月7日ニューヨーク生まれ。イエール大学で教鞭をとっていたこともあるが、オフ・ブロードウェイの舞台を経験し1987年にプロの俳優に進路を変更。その後人気TVシリーズ「ツイン・ピークス」に出演するほか、映画ではチャールズ・チャップリンの生涯を描いた「チャーリー」(92)に出演 、「カリフォルニア」(93)ではブラッド・ピットと共演した。そして『X-ファイル』のモルダー役に抜擢されたことで、“時代の聖像”と賞され一躍脚光を浴びることに。これまでエミー賞やゴールデングローブ賞など数々の賞にノミネートされている実力派でもある。その他の映画出演作は、「この胸のときめき」(00)、「エボリューション」(01)など。
家族
長年、政府の機関に籍を置き、サマンサ誘拐に大きく関与。スモーキング・マンとも手を結んでいた。妻と別居し、息子モルダーとも不仲。謎を心に秘めたま まクライチェックの手によって銃殺される。
モルダーの母。夫ウィリアムとは長年別居中で、その理由はサマンサのアブダクトに大きく関係。父亡きあとモルダーの唯一の肉親となるが、多くの謎を心に秘めたまま帰らぬ人に。スモーキングマンとも関係あり。
モルダーの妹。73年、UFOにアブダクトされて以来、兄のモルダーがその行方を探している。シリーズ後半になると、このアブダクトが大きな意味を持ち始め、その影にスモーキングマンの存在があったことも判明する。
女性たち
スコットランドヤードの女性刑事でモルダーのオックスフォード時代の恋人。モルダーがシリーズで初めてキスをする女性でもある。
モルダー2度目のキスのお相手はヴァンパイア!? 演じているのは当時のドゥカブニーの恋人。当然ながらキスにも熱が入ってる?
アニメな名前の変人女性ゴキブリ博士にときめいてしまうモルダーってさすがスプーキー。ジェラするスカリーがまた楽しい。
カルト教団の教祖の妻がモルダーの前世の恋人だった。というわけでモルダーはそんな彼女に思い入れる。モルダーの悲恋の相手。
かつてモルダーの年上の恋人だったのか、彼を「フォックス」と呼ぶ、X-ファイル課設立時の同僚。実はスモーキングマンの手下。