イントロダクション
真相を求め、<X-ファイル>が再び動き出す——。
“X-ファイル”とは、FBIの緻密な科学捜査能力をもってしても真相究明できない未解決事件のレポートのこと。UFOと異星人、オカルト、UMA(未確認生物)などが絡むスーパーナチュラルな怪現象に立ち向かう男女のFBI捜査官、モルダーとスカリーの活躍を描き、その独創的な世界観やストーリーの面白さはもちろん、劇場映画と比べても遜色のない映像のクオリティが絶賛され、数多くの賞に輝いた。また現役のFBI捜査官たちまでが『X-ファイル』に夢中になり、ジョディ・フォスター主演の『羊たちの沈黙』などとともにFBIの多大なイメージアップに貢献したという逸話さえ生まれたほど。そして『24 -TWENTY FOUR-』『プリズン・ブレイク』などの海外ドラマブームの先駆けとして、90年代に社会現象を巻き起こしたシリーズなのだ。このまさしくTVドラマ史上の伝説のシリーズが、放送終了から6年の時を経てスクリーンに甦る。
行方不明者の居場所を透視する神父。
彼の力は超能力か、それともトリックか──。
FBIの女性捜査官モニカが、厳寒のウェスト・バージニア州で謎の失踪を遂げた。捜査に着手したFBIの前に現れたのは、この世ならぬ透視能力を宿したカトリックの神父ジョー。捜査に進展と混乱をもたらすこの男は何者なのか。FBIの要請で現場復帰したモルダーとスカリーは、6年ぶりに“X-ファイル”の闇の世界に身を投じ、想像を絶する惨劇に巻き込まれていく……。
待望の最新作『X-ファイル:真実を求めて』で自ら監督を務めるシリーズの生みの親、クリス・カーターが選んだ題材は、サイキック、すなわち超能力だった。物語のキーパーソンとなる“サイキック神父”ジョーは、透視の“ヴィジョン”によって次々と衝撃の新事実を掘り起こしていく。しかもひとりのFBI捜査官の消失から始まった事件は、おぞましいほどスケールの大きな大量殺人へと発展。幾多の修羅場を潜り抜けてきた超常現象のスペシャリスト、モルダー&スカリーをも震え上がらせる驚愕の展開を見せていく。
相次いで忽然と人が消え、その背後で着々と進められる神をも恐れぬ禁断の所業。そこに舞い降りてきた“サイキック神父”は、天が使わした救世主なのか、それとも悪魔の化身なのか……。クリス・カーターが腕によりをかけて完成させたこの一話完結の入魂作には、既存のスリラーやホラーでは体験できない“未知の恐怖と謎”をテーマにした『X-ファイル』の醍醐味が凝縮されている。
つづきを表示する/隠す
ストーリー
FBI捜査官が謎の失踪を遂げた。やがて、その居場所を透視出来るという神父が現れる。神父の指摘した雪中からは、切り落とされた人間の腕が発見された。しかし、その腕の持ち主は失踪した捜査官のものでは無かった……。FBIは事件の異常性を感じ、かつてX-ファイルを担当していたモルダーとスカリーに協力を要請する。果たして神父の透視能力は神から授かった奇跡なのか? それともトリックなのか? 奇跡の能力を信じたいモルダー、科学的裏付けが無いと否定するスカリー。二人は反目しながらも事件の核心へと迫る。やがて、新たな失踪事件が発生、事件は予想もしない方向へと進んでいく……。