若者文化の発祥の地であるロンドン。60年代と90年代というイギリス文化も映画も最も元気だったふたつの時代を代表するヒット作が『ナック』と『フォー・ウェディング』だ。フツーの若者のテラスハウス暮らしや伝統的な結婚式など、ロンドンっ子のライフスタイルに一歩踏み込んだ地元通なシーンがいっぱい。
恋の都パリほど、恋愛映画の舞台にふさわしい街はない。ビリー・ワイルダー、アイボリー、ベルトルッチら国際的名匠たちも、パリに恋して、名作を残した。オードリー・ヘップバーンが窓から忍び込んだリッツ・ホテル、ケイト・ハドソンがケリー・バッグを投げ捨てたエッフェル塔。パリはいつでもアバンチュールを待っている。
手つかずの自然が多く残っているオーストラリア。人間の想像をはるかに超えるほど美しい大地は、ときに過酷でもある。熱波と乾燥に悩まされる不毛な砂漠、密林に谷……。まるで試練を求めるかのように大陸横断の旅に出る主人公たちは、長い旅路の果てに、新しい自分を見出し、人生を切り開いていく。思わず旅に出たくなる絶景が満載。
人種のるつぼといわれるニューヨークは、エリアによって、それぞれに表情を変える。裕福な成功者の住むアップタウン。夢をつかもうとする若者が闊歩する文化的なヴィレッジやソーホー。そして、アメリカに夢を求めてやってきた移民たちは……。欲望や情熱が原動力であるこの街は、いつもドラマチックに変化し続けている。
古代の遺跡と現在が共存するローマ。まるで映画のセットのようにロマンチックな水の都ヴェニス。オリーヴとぶどう畑が広がるゆったりとした丘陵の風景が美しいトスカーナ。世界中の映画監督たちが、一度は映画を撮ってみたいと思うあこがれのイタリアには、異次元の世界へ誘うような映画的な魅力が潜んでいる。うっとりするような恋もこの街なら信じられる。