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『パシフィック・リム』ギレルモ・デル・トロ監督 TVシリーズ初進出! 謎の生命体がNY上陸映画級スケールのSFパニック・アクションが、遂に解禁!!

ギレルモ・デル・トロが放つ新TVシリーズに話題騒然!すでにシーズン5までの制作が決定!

ドイツ・ベルリンから出発し、アメリカのジョン・F・ケネディ空港に着陸しようとしていた旅客機のリージス航空753便の機内で、貨物室に異変が起こる。その後、機体は無事着陸するが、全てのシステムはシャットダウンし、機内からは何の応答もなく753便は完全に沈黙する。調査に入ったCDC(疾病対策センター)のチームは、乗員乗客206名の死亡を確認し、4名の生存者を発見する。未知のウィルスによる感染なのか、バイオテロなのか? 現場に残るわずかな物証と生存者を手掛かりに、CDCの精鋭チームが未曾有の脅威から人類を守るため、謎の解明に挑む!
近年、マーティン・スコセッシからスティーヴン・ソダーバーグ、デイビッド・フィンチャーなど、ハリウッド映画界のビッグネームのテレビ界への本格的な参入が相次いでいる。そんな中、2014年7月13日、ギレルモ・デル・トロが満を持して世に送り出した話題のTVシリーズが「ストレイン 沈黙のエクリプス」だ。放送局は、ヒット作を多く抱えるアメリカのケーブル局FX。放映前から業界内外の注目度は抜群に高く、FXのプロモーションも映画並みに気合いの入ったもので、特に鮮烈な印象を残す巨大ビルボードなどのビジュアルは、その内容をめぐって大いに話題を呼んだ。その後、初回が放送されるやいなや、圧倒的なスリルとスケール感、そして謎に満ちたサスペンスフルな展開で視聴者を釘付けにした。FXはシーズンの終了を待たずにシーズン2の制作を発表、すでにシーズン5までの制作が予定されているという異例の事態。ここに、映画クオリティの大型TVシリーズの誕生となった!

次の展開は予測不能!? 斬新すぎるジャンル・ミックスの面白さ!

映画『アウトブレイク』を思わせるウィルス・パニックに始まり、CDCの疫学者たちが登場する冒頭は、現代社会の大きな脅威のひとつであるパンデミックの恐怖をリアルに感じさせる。死体を解剖していく過程はメディカル・サスペンス風で、そこから一気にミステリー、ホラー、SF、ダーク・ファンタジーへと、さまざまな要素が詰め込まれたストーリーが息つく暇もなく怒涛のごとく展開する。同時に、リージス航空753便で何が起きたのか? 空港から消えた大きな棺や不吉な黒い影、CDCのスタッフの不審な行動、それらの背後にいる邪悪な存在、そして真相を知るらしい骨とう質店の老いた店主など、何重にも絡み合った複雑な伏線が張り巡らされた数々の謎が、次々と提示されながら物語は進んでいく。CDCのエフとノーラが謎に挑み、パズルのピースがスピーディにあるひとつの答えに到達したとき、視聴者は人類が立ち向かうべき脅威が判明したと思うだろう。だが、シーズン1全13話のラストでは、予想をはるかに超えた新たな展開が待ち受けている。次に何が起こるかわからない、これまでに例のないジャンル・ミックスの作風が、本作の面白さの真髄なのだ。
デル・トロとともに製作総指揮に名を連ねるのは「LOST」(04~10)や「ベイツ・モーテル」(13~)などを手がけて大ヒットシリーズを連発している大物プロデューサー、カールトン・キューズ。主人公エフを演じるのは、映画『フライト・ゲーム』(14)やTV「ハウス・オブ・カード 野望の階段」(13~)のコリー・ストール。CDCの優秀な疫学者にして、スペシャルチームを率いてリーダーシップを発揮する一方、離婚協議中で親権を争っている11歳の息子ザックのことを心から愛する父親を等身大に演じている。また、重要な役割を担う骨とう質店の店主セトラキアンを演じる英国演劇界の重鎮で、「ハリー・ポッター」シリーズの大ベテラン、デイビッド・ブラッドリーは、いぶし銀の魅力を発揮。こうした登場人物の多くが、愛する者とのつらい経験や家族関係に問題を抱えており、危機的状況に直面したとき、人はどう行動するのかといった究極の選択を迫られる心理描写や人間ドラマも見どころだ。

映画では描ききれない、こだわりのデル・トロ・ワールドが炸裂する!

「ストレイン 沈黙のエクリプス」は、ギレルモ・デル・トロとチャック・ホーガン(映画『ザ・タウン』の原作者)の共著による、全3部作の全米ベストセラー小説「ストレイン」シリーズを映像化したものである。タイトル「ストレイン」の意味は“種族・血統・家系・菌株”などで、いずれの要素も本作では描かれている。これは、マイケル・クライトン著「アンドロメダ病原体(THE ANDROMEDA STRAIN)」を意識したものと考えることができる。
もともとは、デル・トロがTVシリーズ用に準備していた企画だったが、意に沿わない要望を出されたため断念。小説として第1部を発表したところ映像化のオファーが殺到したが、デル・トロは最終章まで書き上げることを優先し、自ら製作総指揮・脚本・エピソード監督を手がけてTVシリーズ化したという入魂の一作だ。そのため、『クロノス』から『パシフィック・リム』などデル・トロの過去作との類似点はもとより、古今東西のSF映画や怪奇映画からアメコミなどへの目配せやオマージュは、とりわけ映画ファンやサブカル好きにはたまらないものがある。
また、自他共に認める日本通で知られる“オタク監督”のデル・トロだけあって、本作には日本のコミックや映画、アニメーション作品などから影響を受けたと思われる描写も見られる。そんなこだわり派、デル・トロの“好きなもの”が凝縮された独創的な世界観を具現化するべく、スタッフにはハリウッドの中心で活躍する才能が集結。迫力のVFXは、『パシフィック・リム』や『バイオハザードⅤ リトリビューション』(12)など数多くの大作を手がけているカナダのVFXスタジオ「Mr.X」が担当。撮影はカナダのトロントで行われているが、舞台となるマンハッタンのストリート感も上手く演出されており臨場感がある。音楽は、『パシフィック・リム』のラミン・ジャヴァディが手がけている。また、映画『ロボコップ』シリーズ(87,90)や「24 -TWENTY FOUR-」シーズン5にレギュラー出演したピーター・ウェラーが、エピソード監督として3話の演出を担当。映画『エイリアン』シリーズやTV「ミレニアム」(96~99)のランス・ヘンリクセンが第1話のナレーションで参加しているなど、このジャンルのファンを喜ばせる顔ぶれの参加も心憎い。

「ストレイン 沈黙のエクリプス」をめぐる3つのキーワードと10の謎