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プリズン・ブレイク:イントロダクション

大ヒットのTVシリーズ「24 -TWENTY FOUR-」を超えた面白さと昨年秋から評判の新シリーズが早くも日本に上陸、それがこのタイムリミット・サスペンス「プリズン・ブレイク」だ。

製作総指揮のポール・シェアリングはスタートを振り返ってこう語る。「最初の発案は、共同プロデューサーのフランセット・ケリーが生んだんだ。彼女が、『兄を脱獄させるために、自分も刑務所に入る弟がいたらどうする?』っていうパイロット版のアイデアを思いついた。はじめは、本当にそれで話が作れるのか? 弟には刑務所に自分も入るという選択肢しかなかったのか?っていう疑問が常にあったから、“ものすごくバカなアイデアだよな”って僕自身も思っていたよ。そんなところからこのドラマはスタートしたんだ」

正規のやり方では無実の罪で死刑にされる兄を救えない、と悟った主人公マイケル・スコフィールドが、無謀にも自ら罪を犯し兄のいる刑務所へ送られるように仕向ける。完璧な計画を全身のタトゥーに秘めた緻密かつ大胆な脱獄計画。彼に与えられた時間は、わずか30日しかない。

その上、周りは凶悪な犯罪者ばかり。いくら計画が完璧でも、生身の囚人相手では思いどおりに事は進まないし、アクシデントも多発。さらに、外の世界では、彼に真相を暴かれては困る大物が行く手を阻む…。

シリアスな脱獄劇と謎めいた陰謀劇が同時進行するスリル、そこに刻々と迫るタイムリミットが相まって、途中下車させないおもしろさで突っ走るサスペンスなのだ。しかも、スリリングなサスペンスだけが本シリーズの醍醐味ではない。主人公マイケルと兄との深い絆、囚人たちとの交流や駆け引きなどの人間ドラマも大きな見どころ。

「完璧と思われる計画を手に塀の中に入ったけど、なぜかいろいろな障害が起きてしまう。予期しなかったことや、さまざまな感情が絡み合って、みんなは次第に囚人を品定めしていく。マイケルはものすごく冷静な男だけど、時には計画が台無しになるかもしれない危険を冒しても、人助けしようとする。実はそんなマイケルの姿を見せることで、視聴者は彼に親しみを覚えていくんだ」(前出:ポール・シェアリング)

そんなクールかつ知的でありながらも、唯一の肉親である兄のためならすべてを捨てられるマイケル役に命を吹き込むのが、ウェントワース・ミラーだ。

彼は06年マライアの復活をアピールしたグラミー受賞の大ヒット曲「We Belong Together」のプロモーションビデオでマライアの相手役として出演し、すでに一部では注目を集めている。33歳とは思えない端正な佇まいは、マイケルという不思議で魅力的なキャラクターと重なるところもあり、男女を問わず多くの視聴者を魅了している。刑務所という荒っぽい舞台のドラマでありながらも、モデルのような容姿はこれからさらに大勢の女性たちの目線をも釘付けにすることだろう。

「刑務所、タトゥー、脱獄計画といった要素も魅力的だけど、次々に各エピソードを観たいと思わせるのは、魅力的な登場人物だよ。次に彼らに何が起こるのか気になってしまうから、来週も観なきゃって思うんだ」と、ウェントワースが語るように、本シリーズは、放送されるや、視聴者数は「24 -TWENTY FOUR-」のスタート時を上回る数字を記録、ゴールデングローブ賞の作品賞・主演男優賞にもノミネートされた。そして何より、映画ファンやテレビ視聴者らの投票によって選ばれるピープルズ・チョイス・アワードのグランプリ(新TVシリーズ部門)を獲得したことが、いかに観る者を虜にするドラマであるかを実証している。