


L.A.に暮らすレズビアンたちの姿をスタイリッシュに、そして大胆に描いた『Lの世界』がついに最終シーズンを迎える。2004年にアメリカでスタートした本作は、初めて本格的なレズビアンの世界を描いたことで注目を集め、まずハリウッドセレブたちの間でブームに火がついた。やがてその人気は一般にも広まりシーズンを重ねるほどに高まることに。そんなアメリカ以上に『Lの世界』人気が盛り上がる日本でも、この最終シーズンは待望の1作となっている。
そしてジェニーを傷つけてしまったシェーンは、なんと彼女とカップルに。そのジェニーは相変わらずのトラブルメーカーぶりを発揮し、実は仲間たち全員がそれぞれジェニーを殺す“動機”があることが浮かび上がってくる。衝撃的かつミステリアスな展開、いままで以上にキャラクターの内面に迫ったドラマは最終シーズンにふさわしい見応えのある仕上がりとなり、全米で物議をかもしたラストシーンまで一気に駆け抜けていく。
しかしその幕開けはかなり衝撃的なものだ。深夜、ベットの家に集まるパトカー。警察が入り乱れる中、カメラが映し出すのは運び出されるジェニーの遺体だった……。番組一のトラブルメーカーとして仲間たちを振り回してきたジェニーの死。果たして彼女の死は事故なのか、自殺なのか、そして他殺なのか、真実が謎に包まれたままドラマはシーズン5のエンディングでもある、映画『レズ・ガールズ』のクランクアップ・パーティーの夜へと戻っていく。ベットとティナは新たに養子を迎える決意をし、新天地を目指すことに。キットはヘレナと共に新クラブをスタート。一方、ターシャとのロマンスが暗礁に乗り上げているアリスは、仕事でも新たなトラブルが。性別適合手術を控えていたマックスは予想外の妊娠に困惑。
シリーズ・フィナーレらしく、これまで出演してきたお馴染みのキャラクターがビデオ・メッセージという形で最後に顔を出す点も見逃せない。彼らが語る別れの言葉はそのままファンへの言葉へと置き換えられる。これは6年間ドラマを愛してくれたファンへの番組からの贈り物だと言えるだろう。また、年々ゲスト出演するキャストにも注目が集まっていた本作だが、今シーズンでもフィリス役のシビル・シェパードやジョディ役のマーリー・マトリンらが引き続き準レギュラーとして出演するほか、『24』のマーカス役で知られるロジャー・クロスが驚くべき姿で登場。いろんな意味でサプライズに満ちた最終シーズンとなっている。