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season1&2
 人間の顔に表れるわずか0.2秒の“微表情”を読み解くことで嘘を暴いていくカル・ライトマン博士とそのチームの活躍を描いたドラマ『Lie To Me 嘘の瞬間』。いよいよフィナーレを迎える本シーズンで、ライトマンたちの“嘘発見”技術はますます冴え渡る。彼らの携わる捜査は犯罪という枠に捉われず、殺人事件から、人物調査、事故調査など多岐に渡り、様々なシチュエーションの中で“隠された真実”を見破っていく。
その嘘を見破る手法、“微表情学”と“微動作”は科学的にも証明された立派な学問。アメリカの心理学者ポール・エクマン博士が提唱したもので、本人の意思とは関係なく、無意識的に現れる0.2秒以下の表情から隠された感情を読み解く心理科学だ。エクマンは人間の表情が文化的背景に依存するものではなく、人類共通の普遍的な特徴であることを発見。本作の主人公である嘘発見のエキスパート、ライトマンは彼をモデルにしたものだが、リアリティとエンターテインメント性を両立し、これまであまり知られることがなかった微表情学の面白さを世に知らしめた本作の功績は大きいだろう。
 そしてこのドラマのリアリティに大きく貢献しているのが実力派のキャストたちの存在だ。ハリウッドでも1、2を争う個性派俳優ティム・ロスが主人公ライトマンを怪演し、その独特の存在感でドラマをリードしていく。優秀な心理学者であると同時に無謀な行動で周囲を翻弄する破滅的な面を持ち合わせ、それでいて家族を愛し、繊細な心を隠し持つライトマンの複雑な人間像を、彼らしい表現で見事に演じきっている。そのティム演じるライトマンの良きパートナーであるフォスター博士とのコンビネーションも見逃せない。演じるケリー・ウィリアムズは優秀な心理学者であるフォスターの知的で信頼感のある誠実なキャラクターを巧みに表現。時に暴走しがちなライトマンにブレーキをかける存在でもある彼女は、仕事上のパートナーとしてだけではなく、一人の女性としてもライトマンにとっては重要な人物。2人の間に流れる感情の機微にも注目だ。2人と共に活躍するチームのメンバー、イーライとトーレスを演じたブレンダン・ハインズとモニカ・レイモンドというフレッシュな若手俳優もこの3年間で大きな成長を見せ、ますます魅力的なキャラクター・ワークが生み出されている。
 シーズン1から一貫して、驚くほどさまざまな嘘のバリエーションを通じて人間心理を読み解いてきた本作は、人はどんな時に嘘をつくのかという知的好奇心を刺激し、これまでにない斬新なクライム・ドラマとして長く記憶に残るシリーズとなるだろう。
『ビューティフル・マインド』('01)を筆頭に数々の傑作映画を生み出している彼だが、ドラマ界でも古くから活躍。今や全米一のクリエイターと言われるJ.J.エイブラムの初ドラマ作品『フェリシティの青春』('98-'02)を製作し、彼の才能をいち早く見抜いた人物でもある。『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間』もまた、彼のプロデューサーとしての確かな手腕が発揮された1作だ。
その最たるものが、主人公、カル・ライトマン博士にハリウッドでも1,2を争う個性派俳優ティム・ロスを起用したことだ。これまでクエンティン・タランティーノ監督作品など、多くの傑作映画でその個性を発揮してきた彼のTVシリーズ初主演作品という点でも多いに注目を集める本作。ドラマの冒頭でいきなり「言葉は信用していない」と行ってのける風変わりな心理学者を個性たっぷりに演じ、期待に違わぬ存在感を発揮している。自信たっぷりに捜査対象者を翻弄し、巧みに嘘を見抜いていくズバ抜けた頭脳を持つと同時に、真実を追求するためなら無茶も厭わない無謀さにどことなくワルな空気を漂わせる辺りは、まさしく彼の持ち味であり、ティムあってこそのドラマだと、誰もが納得するだろう。
時に暴走しがちなライトマン博士の良きパートナーであり、優れた心理学者でもあるジリアン・フォスター博士を演じるのは『ザ・プラクティス』で日本でもお馴染みのケリー・ウィリアムズ。知的で部下からの信頼も厚いフォスター博士の誠実なキャラクターを見事に演じきっている彼女はティムとの相性も抜群。2人の間に少しずつ芽生えていくロマンスの行方も気になるところだ。

一方、2人と共に活躍するチームのメンバー、イーライとトーレスにはフレッシュな俳優を起用。ブレンダン・ハインズ演じるイーライは不躾なほど正直者というキャラクターだが、そんな困った人物もチャーミングに演じきるブレンダンは今後注目のイケメン俳優。ナチュラルと呼ばれる天性の素質を持ったトーレスを演じるモニカ・レイモンドも、一歩間違えば嫌みになりかねないキャラクターを、一生懸命で正義感の強い好感の持てる人物に昇華し、その美貌と確かな演技力で注目を集める期待の新人女優だ。こうして個性派、実力派、フレッシュスターと絶妙なバランスで作り上げられたチームのキャラクターワークも今後ストーリーが進むにつれてどんどん豊かになっていくので注目してもらいたい。

また、ドラマの後半からは『ER 緊急救命室』のドクター・ブラッド役で活躍していたメキ・ファイファーがレギュラーとして登場。彼が演じるFBI捜査官レイノルズがチームで加わることで、また別の視点が加わりドラマの面白さも加速する。さらに日ごろ何事にも動じないライトマン博士が動揺するほどその存在で彼を翻弄できる唯一の人物、元妻のゾーイを『Lの世界』のジェニファー・ピールズが好演。ライトマン博士とゾーイ、そしてフォスター博士の微妙な三角関係は、キャラクターの別の一面をうかがい知る上でも見逃せないストーリーとなっている。