デヴィッドは幼い頃から幻覚や幻聴に悩まされていた。ついに耐えきれなくなり自殺を図るが、死にきれず精神科病院に入院することに。そこで不思議な女性シドニーと出会い、一目惚れする。シドニーは人と触れ合うことを極端に嫌っていたが、「絶対に触らない」という条件のもとで2人は付き合うことになる。
施設から逃げ出したデヴィッドは、メラニーたちに導かれ地図に存在しない“サマーランド”という土地に到着。そこで自身のパワーと原動力を探るための記憶療法を受ける。記憶の中に入り過去を振り返るというものだったが、悪い記憶がよみがえりパニックに陥ってしまう。苦しむデヴィッドをシドニーは優しく励ます。
デヴィッドの姉エイミーがディビジョン3に捕らわれる。記憶療法を急ぐ必要があると考えたメラニーたちは、デヴィッドが封印している記憶に焦点を絞ることにする。デヴィッドの記憶に入り込んだ一行は、彼の念力が発動される瞬間を目撃。その原因を探るため先に進もうとすると、黄色い目の悪魔が現れる。
デヴィッドは見たくない記憶を拒否するあまりアストラル界に迷い込み、目覚められずにいた。彼の記憶の真偽を確かめるため、シドニーたちはプール医師の診療所を訪れる。そこに残されていたテープレコーダーの記憶を見たシドニーは、自分の知らないデヴィッドの姿に動揺し、何が真実なのか自信を持てなくなる。
現実世界に戻ってきたデヴィッドは自信にあふれていた。仮想の世界を創り出し、これまで触れ合うことのできなかったシドニーと2人だけの時を過ごす。そして、すぐに姉のエイミーを救出すると宣言する。デヴィッドの変貌ぶりに不安を覚えるメラニー。仮想の世界で目を覚ましたシドニーは、デヴィッドが消えたことに気づく。
デヴィッドは精神科病院にいる。レニー・バスカー先生の治療のおかげで、シドニーやメラニーたちと共に平穏な日々を送っていた。一方シドニーは、すべてが現実でないような違和感を抱き続けていた。廊下に現れては消えるドアがあることに気づくが誰にも取り合ってもらえず、デヴィッドからは病気のせいだと諭される。
オリバーの導きで病院の幻想から脱出したケリーは、デヴィッドに取りついている化け物の正体を知り、仲間たちを救うため一計を案じる。彼らは時間の止まった現実世界で死に直面していた。一方、記憶の片隅に閉じ込められたデヴィッドは、打開策を探るため、もう一人の自分と対話をしながら事実を振り返ることにする。
過去にデヴィッドを尋問したディビジョン3の男が、軍隊を引き連れてサマーランドに現れる。彼はメラニーたちの奇襲攻撃によって生死をさまよい、復讐を誓っていた。デヴィッドは争いを終わらせるため交渉を提案するが、頭の中の怪物が今にもデヴィッドの体を乗っ取ろうとしていた。メラニーたちは怪物の除去を試みる。