『トゥルーコーリング』で日本でも絶大な人気を集めたエリザ・ドゥシュクが、より美しく、よりしなやかな強さを秘めたヒロインとなって帰ってきた! 待望の主演作『ドールハウス』はクライアントの要望に応じて彼らの望みを完璧に体現した“ドール”を送り込む地下組織ドールハウスを舞台に、エリザ扮するエコーの活躍を描いた最新SFアクション。エリザは出世作でもある『吸血キラー/聖少女バフィー』のクリエイター、ジョス・ウェドンと再びタッグを組み、本作ではプロデューサーも兼任している。全ての記憶を抜き出し、その頭脳に別の記憶を埋め込むという脅威のテクノロジーを有するドールハウス。だがこの技術がやがて世界を崩壊に導いていくとしたら……。科学至上主義の結果、何が生み出されるのか、進化するテクノロジーに依存する人間たちに警鐘を鳴らすかのようなテーマを持った本作は、アクションが主体のサスペンスながら、ストーリーが進むにつれ深い世界観が形成され、単なるSFとは割り切れないリアリティを持っている。果たして誰が何の目的でドールハウスを創設したのか、ドールと呼ばれる者たちは何故ドールハウスと契約し、自らの身体を投げ出すことになったのか、ドールハウスを巡る謎が少しずつ明らかになっていく様は実にスリリングだ。ディープな世界観を展開する一方で、高いエンターテインメント性を持ち合わせているのもこの作品の特徴だ。アクションを得意とするエリザはほとんど全てのアクションをスタントなしに演じ、その才能を遺憾なく発揮。セクシー美女からキュートな女子大生、凄腕ネゴシエイターに窃盗のプロなど、毎回さまざまなタイプの女性に扮する彼女の七変化ぶりも大きな見どころとなっている。
この作品のクリエイター、ジョス・ウェドンは本作のヒロイン、エリザの出世作になった『吸血キラー/聖少女バフィ』を筆頭に、『エンジェル』や『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』といったSF作品を生み出し、その独特な世界観でコアなファンを持つ人物。キャッチーな要素を盛り込みながら、ディープな世界観を展開させていくのがジョスの作風だが、『ドールハウス』にはヒロインを演じるエリザを筆頭に、これまで彼の作品に出演してきたジョス組と言える俳優たちが集結している。まず『エンジェル』からは、フレッド役でブレイクしたエイミー・アッカーがドールハウスの医師、サンダーズに扮し、同じくウェス役でお馴染みのアレクシス・デニーソフがシーズン2にゲスト出演。さらに『エンジェル』のバレリーナ役でデビューし、『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』でカルト人気を集めたサマー・グローもシーズン2から重要なキャラクターで出演している。『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』からはもう1人、アラン・タディクも登場。さらにメリー役のミラクル・ローリーは、かつて『吸血キラー/聖少女バフィ』のオーディションを5回も受け、それが縁で本作への出演が決まったという逸話も。またポール役のターモー・ペニケットは、ジョス作品は初出演ながら『バトルスター・ギャラクティカ』のヒロ役を演じてブレイクしたSFファンには馴染み深い俳優。まさにジョスの世界観を体現するにふさわしい俳優たちが集結した作品が『ドールハウス』だと言えるだろう。
人間の記憶をそっくり取り出し、ブランクになった脳にクライアントの望む人格を刷り込むことで、莫大な利益を上げている謎の地下組織、ドールハウス。世界中に20箇所以上の支部が存在し、クライアントには世界各国の要人や富豪が名を連ねている。彼らの望みに合わせて細かくカスタマイズした人格をドールと呼ばれるエージェントに刷り込み派遣、任務に付いている状態のドールはアクティブと呼ばれ、それぞれにハンドラーが付き、不測の事態に備えている。各支部で独自の研究が進められ、記憶移植のテクノロジーもどんどん進化したものになり、やがては遠隔操作で記憶消去も行い、細胞レベルでの記憶移植まで可能に。その技術で支配するのはドールだけでなく、組織で問題を起こした人物は“屋根裏”と呼ばれる場所に移され、完全に人格を抜き取られた状態にされてしまうらしい。組織の全貌は明らかになっていないが、80年代には既に都市伝説としてその名が囁かれていたことからも、長く存在していた組織であることが分かる。世界的な製薬会社ロッサム社が背後に存在し資金提供をしているが、創設者の顔はドールハウスの支部長クラスでも知らないという徹底した秘密主義を貫いている。



