「BONES シーズン4」CM主演昆虫情報については、こちら!
撮影場所:山梨県 富士の青木ヶ原樹海/撮影日:2009年9月3日(木)/天候:曇りのち雨

天気は、ドンヨリとした曇り。
ほかのロケだったら「晴れてくれ~!」と叫ぶところですが、「いかに怖い風景を撮影するか」が、今回は重要なテーマだった上に、雨降らしも行うロケだったため、まさに絶好の撮影日和でした。

12:00にスタッフは渋谷を出発。向かっている途中、一瞬晴れ間がのぞいてきたため、「曇れ!曇れ!」と念じつつ、14:00前に樹海に到着。
とりあえず願いが届いたのか、再び曇ってくれました。

樹海に訪れたのは、ロケハンを含め3回目だったのですが、さすが樹海、雰囲気あります・・・

ロケ現場に機材を搬入。樹海の環境を傷つけないように、スタッフみんなが細心の注意を払いつつ、
機材と、意味深なブルーシート、鑑識が証拠の現場に置くナンバープレートを設置。

そして、いざ撮影開始!
今回は、

  1. ブルーシートの引きの定点カット
  2. カメラ手持ちでのブルーシートによって行くカット
  3. 照明をカミナリのように点灯させてのブルーシートの寄りのカット
  4. 昆虫がブルーシートから出てくる、寄りのカット

という4つのカットを、

日が暮れる前の薄暗い感じ : (1)、(2)、(3)
日が暮れた後       : (1)、(2)、(3)、(4)


で撮影しました。

(1)のブルーシートの引きのカットについては、樹海の雰囲気と、雨降らしの効果によって、
BONESのドラマ本編のような、臨場感のある「現場」がセッティングされ、スタッフ全員、思わず「おぉ~・・・」とうなってしまいました。

(2)のカメラ手持ちでのブルーシートに寄るカットでは、樹海はもともと溶岩だった所に樹木が生えているので、木の根が地面に入って行けず、表面に波打つように伸びており、足場が非常に悪く、機材を抱えたカメラマンは大変そうでした。
しかし、たまたま通りがかった人が見つけてしまった様な雰囲気のシーンを撮影することが出来ました。

ここまでは順調です。
次は(4)の、
今回唯一の出演者(?)、「オオヒラタシデムシ」さんたちのカットです。

いろいろと観察・実験(演技指導?)をして、ある程度どんな動きをするのかは分かっていましたが、いざ本番となると、1テイク撮るごとにみなさんを回収するのが、とても大変でした。

本番 → スタッフ3人ががりで動きをチェック → 回収

というフォーメーションを組んでいたのですが、テイクを重ねるごとに「あれ、なんか少なくなってない?」という事態に!
急遽、手のあいているスタッフに協力を要請し、現場にてエキストラ(虫)を探すことになりました。その結果、いろいろなタイプのエキストラ(虫)が集まり、無事にこのカットも終了。

次は、日が暮れてからの撮影なので、しばしの休憩。しかし、周りには街灯なんてありません。
ここは樹海。照明をたかないと、「本っ当に真っ暗!」です。


再び(1)ブルーシートの引きのカットの定点撮影と、(2)手持ちカメラで寄っていくカットの撮影なのですが、

「樹海」 + 「真っ暗」 + 「意味深なブルーシート」 = 「恐怖の極限!」

という状況の中、先程同様に順調に撮影が進みました。
(撮影中突然、どこからか誰かの叫び声のようなものが聞こえてきた以外は・・・)

・・・さぁ、気を取り直して次の撮影に!

(3)の照明をカミナリのように点灯させてのブルーシートの寄りは、画面を通してみると、まさにカミナリが落ちたようでした。

オオヒラタシデムシ

そしていよいよラスト、
(4)の「オオヒラタシデムシ」さんたちの撮影です。

先程の撮影で培ったテクニックを駆使して、今度は万全の体制で臨みました。

しかし、ここでもやはり誤算が・・・
今度は、「オオヒラタシデムシ」さんたちが、雨に濡れすぎた&人に触られすぎたという理由からか、ちょっとお疲れモードに。動きにキレが全くなくなってしまいました。
それでも、スタッフみんなが集中して、何度も何度もテイクを重ね、やっとO.K.シーンが撮れました!

「以上で、全ての撮影が終了です。皆様、お疲れ様でした!!」

20:00くらいに全てのカットを撮り終わり、撤収開始。

撤収も、搬入同様、樹海の自然に細心の注意を払いながら素早く行いました。
なんと言っても、そう、ここは樹海。
照明部さんのライトを消したら、何も見えません・・・

撤収が終了したので、忘れ物が無いか、ゴミ等が残っていないかを確認するため、現場まで、懐中電灯一本で乗り込みました。しかも僕1人で!!

圧倒的な暗闇に対して、懐中電灯1本での突入。
飲み込まれそうな恐怖に怯えつつも、何も無いことを確認し、ダッシュで帰還。

全ての撤収作業終了を確認し、樹海を出発したのが21:00頃。
「いや~、終わった!」と、ほっとしていると、

「うわっ!!あれは何だ!!!」

という声が!

外を見てみると・・・

長い距離を引きずられた血痕と共に、真っ暗な道路に血だらけのケモノの体が・・・!!

「うわ~!!なんだあれは!?!?」

と叫んでいると、後輩の女性スタッフが(冷静に)、

「ああ、あれ、鹿ですね。私、奈良出身なんで何回も見たことありますよ。」

「あ、ああ・・・。そ、そうなんだ。」

途中で、いくつかのハプニングに見舞われましたが、こうしてBONESシーズン4の樹海ロケは、無事に終了しました。

使われないシーンもありましたが、素晴らしい作品に仕上がったと思っています。

お疲れ様でした!