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『夜の大捜査線』(67)のN・ジュイスン監督が描く、スタイリッシュかつゴージャスなピカレスク・ロマン(99年に『トーマス・クラウン・アフェアー』としてリメイクも)。主演は50歳という若さでこの世を去った永遠の大スター、スティーブ・マックィーンと、『タワーリング・インフェルノ』(74)でもマックィーンと共演のフェイ・ダナウェイ。「24」(01~)で定番となったマルチ画面を駆使した映像処理や、主演2人が着こなす60年代ファッションは今見ても斬新。ミシェル・ルグラン作曲の主題歌『風のささやき』は、アカデミー賞歌曲賞を受賞している。敏腕実業家で魅力的な紳士トーマス・クラウン(S・マックィーン)は、安定した毎日に飽き飽きし、より大きなスリルを求め銀行襲撃を決行する。捜査は難航し、業を煮やした保険会社は、敏腕調査員でファッショナブルな美女のビッキー(F・ダナウェイ)を調査に投入。彼女はトーマスに近づいていくが
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内海賢二、城達也、寺田農ほかも声をアテているマックィーンだが、最も有名な“マックィーンの声”は、やはり本作の故・宮部昭夫だろう。59年に日本で放映されたTVシリーズ「拳銃無宿」(58)で若き日のマックィーンの声を担当して以来、フィックス声優として活躍してきた俳優だ。マックィーン本人よりも粗野さと落ち着きを感じさせる声だが、本作ではそれが効果的に、富と名声に恵まれつつも満たされない心の暗部をより強調させている。故・平井道子は、フェイ・ダナウェイのフィックス声優。「昼顔」などで、カトリーヌ・ドヌーヴの声もアテている。アニメでは「魔法使いサリー」のサリーちゃん役が有名だ。また本作では、ボストン警察のマローン警部役として羽佐間道夫も登場。独自の吹替アレンジでも人気のひとりだが、今回は彼本来の二枚目風(ディーン・マーティンほか往年のハリウッド俳優風)、クールな雰囲気での演技となっている。
スティーブ・マックイーン(声:宮部昭夫)とフェイ・ダナウェイ(声:平井道子)の、お互いの腹を探る会話をCHECK!
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