キミは日本語吹替の魅力を知っているか?実力派声優が魅せる【吹替】の真実を堪能せよ!

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INTERVIEW #52

 『インサイダー』『コラテラル』のマイケル・マン監督のメガホンのもと、ふたりのオスカー俳優、アル・パチーノとロバート・デ・ニーロが対決する骨太クライム・アクション『ヒート』。同作の製作20周年を記念してリリースされた『ヒート 製作20周年記念版<2枚組>』のスペシャル・インタビュー第2回は、同ソフトで初収録されたテレビ朝日「日曜洋画劇場」版日本語吹替音声でアル・パチーノを担当した、菅生隆之が前回に続いて登場。菅生、デ・ニーロの津嘉山正種、ヴァル・キルマーの山路和弘、トム・サイズモアの大塚明夫と、低音の渋さが魅力の声優が結集した『ヒート』について、いよいよ話題が移っていく。サントリーの缶コーヒー「BOSS」のCMでもおなじみの、トミー・リー・ジョーンズについてのエピソードも見逃せない。

●津嘉山正種、菅生隆之、山路和弘、大塚明夫──
今だと絶対集められないメンバー

──『ゴッドファーザーPARTⅡ』でも、パチーノとデ・ニーロは共演していますが、別の時代のキャラクターを演じているので、同じシーンのからみはないですからね。若い頃のアル・パチーノは野沢那智さんがよくあてられていて、最近は菅生さんという印象が強いです。ところで、『ヒート』ではヴァル・キルマー(クリス役)の山路和弘さんも、他の作品でアル・パチーノをされてますね。
そうですね。僕は『レオン』(1994年製作、リュック・ベッソン監督によるサスペンス・アクション)でジャン・レノの声をやったんですが、ビデオ版ではこの『ヒート』で共演した大塚明夫がやっていたんです。
──菅生さんは、津嘉山さんとはデ・ニーロ、大塚さんとはジャン・レノ、山路さんとはパチーノなど、皆さん渋い俳優さんを被って担当されることが多いわけですが、そういう方々がこの「日曜洋画劇場」版の『ヒート』で一堂に会したということになりますね。
そうですね。今だと全員が集まるような作品は、ないかもしれないですね。
──声のバランスやアンサンブルを考えれば、昔のわかりやすい吹替だとそういうキャスティングはあまりしないと思うのですが、作品がパチーノとデ・ニーロの対決映画ということで、先輩である津嘉山さんと菅生さん、それに、おふたりに少し対抗意識がありそうな人が集められたんじゃないか?と思ったりもしました(笑)。
蕨さん(蕨南勝之)が選んだと思うのですが、今思うと本当に良いメンバーですよね。他にあまりないですよね。改めて(作品を)観せてもらって「あ、これ山路だったんだ」「これ明夫だ」みたいな感じで、思い出しました(笑)。収録のときは自分の役で精一杯でしたしね。当時は僕もまだ若くて、40代半ばくらいでしたからね(※放映当時45歳)。
──現場はピリピリしたりしていなかったですか?
いえ、特には。
──そういえば、イタリアではアル・パチーノの吹替をジャンカルロ・ジャンニーニ(カンヌ国際映画祭男優賞受賞、アカデミー賞主演男優賞ノミネートを誇るイタリアの名優)がやっているんですよ。
へぇー。
──菅生さんは、ジャンカルロ・ジャンニーニの吹替も担当していらっしゃいますよね?007の『カジノ・ロワイヤル』や『ハンニバル』ですとか。
ああ、あの方ですね。
──ですから、イタリアの人も含めて、3人のお声は似た印象なのかもしれないですね(笑)。
そうなんですね。

●デ・ニーロを担当した津嘉山正種とは、
蜷川幸雄の舞台からの仲


──デ・ニーロ役の津嘉山さんは、蜷川さんのお芝居でも先輩ですが、どんな俳優さんですか?
素晴らしい俳優です。先輩にあたりますが。最初に『NINAGAWAマクベス』で共演して「またいつか一緒に芝居したいね」と、よく話していたんです。でも青年座と文学座とでは、なかなか一緒にやることがなくて。
この間も久しぶりにNHKドラマの「イニョプの道」(2014年製作の韓国時代劇。日本では衛星劇場で2015年に放送された後、NHKBSにて2016年に放送)でご一緒したんですが、津嘉山さんのシーンは収録の最初に全て録ってしまうんです。あれだけの方だから。でもご自分の収録が終わったのに、なかなか帰らないんですよ。「帰れば?」って言ったら「菅生ちゃんと久しぶりに呑みたいから」って言う。「今、俺と呑んどかないと後悔するぞ」とか言ってね(笑)。結局、先に2人で呑み始めて、途中から他の共演者が合流したんだけど、結局最後まで残って呑んでいたのは、津嘉山さんと私でした(笑)。それくらい仲良いですよ。今でも津嘉山さんと呑んだら、お芝居の話ばかりしています。

●演出家・蕨南勝之のこと、そして津嘉山版デ・ニーロと
自身が演じるデ・ニーロについて


──アンサンブルの話ですけれども、他の声優さんとは、収録に入る前に「俺はこんな感じでやるから、そっちは……」といった打ち合わせはされるんですか?
それはないですね。
──ぶっつけで探り合いという感じですか?
あとは演出のほうで、声のトーンが似ていたら「ちょっと変えて」とか言われるんだと思いますが、、そういったこともほとんどないですね。
──演出の蕨南さんは、どういう方だったのでしょう。
まあ、名物の人でしたね(笑)。独特の鹿児島弁でした。「蕨南さん、これどうしたらいいの?」って訊くと「そんなもん知らん。俺に訊くなー」みたいなね。「アンタに訊かなきゃ誰に訊くんだよ」って言っても「知らねーや、そんなもん、分からん!」って(笑)。それでちゃんとした演出をされるという、面白い人ですよ。訛っているし。
──ダメ出しは多かったですか?
そんなに多くなかったです。役者を選ぶのが演出家の才能かもしれないですね。「キャスティングで70~80%は完成する」という演出家もいますから。当時は結構贅沢に呼べたりしましたし、蕨南さんくらいの大御所になると、自由に呼べるんじゃないですかね。呼んだ時にはもう、半分以上出来上がっている。舞台もそういうところがあると思います。
──津嘉山さんが演じたロバート・デ・ニーロに関しては、どんな印象をお持ちですか?
実は僕も、結構デ・ニーロの声をやっているんですよ(『アナライズ・ユー』『リベンジ・マッチ』等で担当)。でも、僕の捉えるデ・ニーロと、津嘉山さんの捉えるデ・ニーロは、やっぱり違うと思いますね。それで良いと思うんです。デ・ニーロもそうですが、向こうの俳優たちの芝居も一本一本違います。体型も違いますし。

 デ・ニーロという俳優は、怖い役をやったかと思えば、この間僕がやった『リベンジ・マッチ』では、シルベスター・スタローンと昔の勝負の決着をつけようじゃないかと身体を鍛えている役だったりします。スタローンはストイックなんだけど、デ・ニーロはいい加減なキャラで出てくるんですよね(笑)。

●「デ・ニーロとパチーノの闘い」がアテていても面白かった──『ヒート』の魅力


──吹替のお話を離れて、『ヒート』という映画自体の魅力について聞かせてください。
やはりデ・ニーロとアル・パチーノの闘いというか、俳優としての闘いが見どころだという気がします。あの役も一歩間違えば、どっちがどっちでもおかしくない役です(ギャング団のリーダー役をデ・ニーロが演じ、パチーノは彼を追う警部役に扮した)。立場が違うだけで、似た者同士というか。だから余計に2人はメラメラと燃えてくるんじゃないですかね。そういうのが観ていても、声をアテていても面白かったですね。
──何より、この二大俳優ありきな作品ですよね。
アル・パチーノ(が演じる警部)の娘との2人のシーンも好きなんですが、帰ってきたら彼の妻が浮気しているシーンがあるじゃないですか。「好きにしろ、勝手にやってろ、俺は関係ない」ってね。「ただこのテレビだけは俺が買ったんだ」って言う。ああいうところが上手いんだよね。「俺の買ったテレビを観てんじゃねえ」って、そこが凄く印象的でしたね。ああいうシーンの台詞は、パチーノ自身が考えたんじゃないの?と思ったりしました。

●菅生と聞けば……真っ先に思い浮かぶ
トミー・リー・ジョーンズについて

──監督のマイケル・マンは凄くガン・アクションにはこだわる人で、撮影前に出演者全員に実弾を撃たせたというエピソードがあるようです。菅生さんが吹替を担当されている他の俳優さんについてもおうかがいしたいのですが、真っ先に名前を思い浮かべるのがトミー・リー・ジョーンズです。ご自身でもやはりいちばんしっくりくる感じでしょうか。
面白いですね。でも難しいですよ。彼は大芝居をしないんです。「この長い台詞のどこに中心があるのだろう?」みたいなことがあるんですよ。つかみどころが難しい。芝居しながら目もよく泳ぐ。適当にしゃべってるように見えるけど、実はもの凄く大事なことをしゃべっていたりする。芝居が一通り終わってみて、初めて大切な台詞だったと分かるということもありますね。「それを声だけでどう表現するのか?」みたいな面白さがあります。上手く表現できたらシメシメ……なんてね。トミー・リー・ジョーンズという人は、芝居を軽く外すんですよ。台詞もわりと軽めに言っている。でも、吹替えでそのまま軽い芝居してしまうと、ただの軽いお芝居で終わってしまうので、気をつけています。
──確かにトミー・リー・ジョーンズは、あまり表情を変えませんしね。
重要な犯人を大声で「追え!!」とは言わないで、さらりと「追え」と言ったりね。それで命令したつもりなのかと思ってたいら、凄く強い命令の意味があったり。家でリハーサルしている時に、妻から「それ、トミー・リー・ジョーンズじゃなくて他の誰々と一緒だね」とダメ出しされたことがありました(笑)。さらっと台詞を言ってしまうと、トミー・リー・ジョーンズではなくなるのかもしれませんね。よっぽど気合いを入れて演じないと、トミー・リー・ジョーンズにならないんです。

●同じ俳優を違う作品でも担当する面白さ、
ジャン・レノの場合は?

──俳優さんによって声のトーンを変えたりはなさるのでしょうか。
以前に「FRINGE/フリンジ」(J・J・エイブラムス製作総指揮の米SFドラマ。2008年から5シーズンに渡って放送された)という話題になったシリーズがあって、そこに出ている老人なのかそうでないのか、よく分からないウォルター(ジョン・ノーブル)という役をやりました。その俳優は凄くお芝居が出来る方なんで、今やっている「エレメンタリー ホームズ&ワトソンin NY」(2012年から放送スタート、シーズン5が全米放送中のミステリー。舞台をイギリスから現代の米ニューヨークに置き換えて、シャーロック・ホームズの活躍を描く)にも、彼は出てくるんです。そちらの声も僕がアテています。

 両方のキャラクターが、俳優は同じなのに、表情も違うし芝居も違うので、それぞれの声を演じるのは楽しいですね。ましてや、最初にやった「FRINGE/フリンジ」では最初から出ているキャラなんですが、途中から二役になり、ひとりは可愛いおじいちゃんなのに本当は天才博士、もうひとりは別の次元の冷酷な長官っていう全然違うキャラなんです。その2人の対決シーンというのがありまして、二役を一度に演じたりしましたね。

 アル・パチーノやデ・ニーロも、違うイメージで演じているつもりですが、そんなに声は変えられるものじゃないんですよ。ですから、向こうの俳優の呼吸の仕方や息づかいをきちんと表現できると、声も合っているように思わせることができるのかなと思います。表情自体は、声だけではどうにもなりませんから。
──ジャン・レノの場合はどうですか?
今度、久しぶりにジャン・レノの新作の収録があるのですが、彼があんなにおしゃべりな人だとは思ってなかったんですよ。『クリムゾン・リバー』(2000年製作のサスペンス)では率先してしゃべっていて、芝居が本当に好きな人だと思いました。最初に彼の声をやったのが『レオン』で、寡黙な役柄でしたから。台詞も「俺、誰だか分かる?」くらいで。それが『クリムゾン・リバー』になるとしゃべり倒す感じで、お芝居の計算がちょっと狂いました(笑)。こんなにしゃべるんじゃ、トミー・リー・ジョーンズと変わらないよって(笑)。でももちろん、自分の中でジャン・レノを演じる上での工夫というのはあります。
──他の人と違うジャン・レノの芝居の質はどんなところですか?
質というより、他人に対する反応や、台詞を受ける時の反応が違いますね。トミー・リー・ジョーンズだったら、眉をこうピッとさせるくらいの動きが、ジャン・レノだったらじっと集中して見ているとか。その時の空気、綺麗に言えば「動き方」を声の演技で出せたらいいなと思っています。難しいですね。
──他にもアレック・ボールドウィン、エド・ハリス、ウィリアム・ハート、ミッキー・ロークなど、色々とご担当されてますね。
そうなんですよ。声が一緒なのかな(笑)。

●演じやすい俳優、演じやすい台本、そして演じてみたい役とは?

──ご自身で演じやすいとか、気に入っていらっしゃる俳優はいらっしゃいますか?
いやー、あまりいないですね(笑)。練習用に事前に渡されるビデオで、俳優の演技を確認するのは楽しいですが。僕は台本のチェックに時間を掛けるんですが、「なぜこの台詞を言っているんだろう?」「ああ、何ページか前の台詞に対してこう言ってるんだな」というように台本を読んでいきます。その後でビデオを観るのですが、「この俳優だったら、この台詞だとこんな顔するだろう」というように、台本チェックの段階で予想していたお芝居が、実際の映像では全く違ったりすることがあります。それを確認するのが面白いんです。
──翻訳台本に関しては、この人の台本なら演じやすい、喋りやすいということはありますか?
あまりそういうことは考えないです。自分で直してくる声優の方もいますけど、僕は芝居をやる時も、「てにをは」の明らかな間違い以外は、基本的に自分では直しません。翻訳家を尊重していますから。役者は台詞の中からイメージを読み取って表現するわけで、それを自分でいじってしまうと、「喋りやすい台詞を喋る自分」しか残らない。舞台もそうなんです。もちろんちょっと厄介な台本もありますよ。それは相談の上で直さなきゃいけないことだけど、僕は台本に書いてある台詞や言葉からイメージを作り上げるように習ってきたので、直そうという気があまり起きません。ただ、どうしても繋がりで、前の台詞を受けるんだったら「ここの台詞の最後はこうじゃないかな」という時に、相談するくらいです。
──元々のお声が渋いので、強面で渋い俳優の役を振られることが多いかと思うのですが、ご自身ではこんな役もやってみたいという要望はあったりしますか?
う~ん、あまり考えないですね。「自分にオファーが来た役を演じる」というスタンスですから。お調子者みたいな芝居をする俳優の声を演じるときは、同じようにお調子者みたいになります。デ・ニーロは、そういう演技も出来る人だから、アテても面白いですね。『アナライズ・ユー』で声をやりましたが、「バカじゃないの?」と思うほどの抜群のノリでしたね。
──最近はノーカットのソフト版やBS放送用に追加収録もありますよね。ご自身の声の追加ではなく、もう亡くなられた方の代わりに追加収録をされたこともあると思うのですが、例えば「スタートレック/宇宙大作戦」のスポック役の久松保夫さんの代役ですとか……。そういったお仕事は、やはり難しいものですか?
決してやり良いものではないですね。
──元の方に似せる工夫などもされるんでしょうか?
その前後を聞かせてもらうことくらいでしょうか。もちろんまったく同じに出来るわけじゃないので、違和感の無い着地点をさぐります。完全に真似るなんて不可能だし、それを目指すことには興味がないです。自分自身が納得できるお芝居ができて、観る人が違和感を感じないギリギリのところのせめぎ合いです(苦笑)。

●仕事に懸ける想いと、『ヒート』を観るユーザーへのメッセージ


──菅生さんが吹替というお仕事に臨む姿勢を教えてください。
上手くは言えませんが、向こうの俳優が半年から1年掛けて作った映画を、僕らは収録の約1週間前に台本とビデオをもらって準備して、収録します。ですから、足らないところは山ほどあると思うんです。でも俳優である以上、勝負したいって気持ちがあるわけです。全部は出来ないにしても、例えばどこか一箇所くらい「俺のほうが勝ってるかもしれない」というところを見つけたい、1行の半分とか、最後の「分かった」という台詞だけでもいいから、これは吹替版の方が正解じゃないかなっていうものを。まあ、1~2年も役を考えている向こうの俳優とは、演技も違うに決まってるんですが。あとは、吹替も舞台も演じるとうことでは一緒なんです。だから、「人間」を演じたい。「そこにちゃんと呼吸している人がいる」、そう思ってもらえる吹替をやれたらいいなと思いますね。
──菅生さんの世代くらいまでは舞台出身で声優になる方が多かったわけですが、今は最初から声優さんを目指してきた人も増えています。声優という仕事が脚光を浴びている現状に関してはどうお考えですか?
悪いことじゃないと思いますよ。なかには演劇をやってきた人より才能を感じる人だっていますよ。現場で本人は気づいてないだろうけど、共演して台詞を交わしていると「ちゃんと分かってるな」と思うい人はたくさんいますから。舞台でいい芝居をするからって、吹替えでいい仕事が出来るかというと、そうでもない。舞台で表現できた面白さの半分も、吹替えでは表現できなかったり。その逆もあると思います。その一方で、ただ声を合わせるだけで、二重丸じゃないけど丸をもらってしまって「それでいいや」と思っている人もいっぱいいる。だから一概には言えないですが……。でも、ブームがどうより、声の仕事をやりたいという人が出てくるのは悪いことじゃないと思います。100人いれば1人くらいは、きっといい人がいるんじゃないのかなと思います。
──最後に、このブルーレイを購入されるユーザーの方にメッセージをお願いします。
この作品でのアル・パチーノとデ・ニーロの俳優としての互いのライバル心、ちょうど中年の入口にさしかかった頃ですが、ギラギラ、メラメラしたものが存分に感じられます。その後のアル・パチーノとも、またその後のデ・ニーロともちょっと違う。ギラギラしながらも、抑制した芝居も見せてくれる。芝居のぶつかり合いです。当時、我々声をアテてるほうも、彼らに近い世代でしたし、ギラギラしたものを抱きつつ演じました。そんな熱いエネルギーを『ヒート』の吹替版でも感じてもらえたら嬉しいです。
(2017年2月17日/於:東北新社/文:村上ひさし/協力:フィールドワークス)
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菅生 隆之(すごう たかゆき)【プロフィール】

8月1日生まれ、千葉県出身。文学座所属。
1978年『ハムレット』(蜷川幸雄演出)で初舞台、以降、文学座内外の舞台に多数出演。吹替・アニメ・ナレーションなど声優としても活動。吹替えでは、トミー・リー・ジョーンズ(『逃亡者(ソフト版)』『ボルケーノ(ソフト版)』『リンカーン』など)、アル・パチーノ(『ヒート(テレビ朝日版)』『エニイ・ギブン・サンデー(日本テレビ版)』など)、ジャン・レノ(『レオン(テレビ朝日版)』『クリムゾン・リバー』『GODZILLA(ソフト版)』などがある。

解説&ストーリー

 製作総指揮を務めたTVシリーズ「マイアミ・バイス」の大ヒットで一躍その名を知らしめ、『ラスト・オブ・モヒカン』(92)で映画監督としても評価を高めたマイケル・マンが、その次作として撮り上げた1995年作品。主演は、92年に『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したばかり、公開当時55歳のアル・パチーノと、93年の『ブロンクス物語/愛につつまれた街』で監督業に進出し、94年に『フランケンシュタイン』に出演した、当時52歳のオスカー俳優ロバート・デ・ニーロ。脂の乗りきった二大俳優の本格共演に映画ファンは沸き立ち、約1億8,743万ドルの全世界興収を記録した(日本でも配給収入約6億円のヒット)。脇を固めるヴァル・キルマー、ジョン・ヴォイト、トム・サイズモアに加え、『レオン』で注目を浴びたばかりのナタリー・ポートマンも出演。無名時代のアシュレイ・ジャッド、ダニー・トレホも主要キャラクターとして出演している。

吹替のポイント

 本ソフトで初収録となったテレビ朝日「日曜洋画劇場」版日本語吹替音声は、1998年に収録されたものだが、従来から収録のソフト版吹替は、1996年のVHSソフトリリースに合わせて収録されたもの。デ・ニーロ役は「日曜洋画劇場」版と同じ津嘉山正種が務め、パチーノを青野武が務めた。青野と言えば、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのクリストファー・ロイドや、ジョー・ペシ、ダニー・デヴィートといったユーモアのある俳優の吹替で知られるところ。それだけに、意外な硬派ぶりが聴きどころだ。ヴァル・キルマーの大塚芳忠、トム・サイズモアの牛山茂、ダイアン・ヴェノーラの高島雅羅、エイミー・ブレネマンの土井美加、ウィリアム・フィクナーの納谷六朗と、こちらも実力派が勢ぞろい。デビューして間もなかった川上とも子、森川智之が参加しているのも聴き逃せない。

新着情報
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  • L.A.コンフィデンシャル製作20周年記念版
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新着情報

2017.11.22「L.A.コンフィデンシャル」江原正士&伊達康将インタビューを追加しました。

2017.10.06「エイリアン2」田中秀幸インタビューを追加しました。

2017.09.22傑作吹替視聴室Vol.26:『猿の惑星』を追加しました。

2017.09.01「エイリアン2」鈴木弘子インタビューを追加しました。

2017.08.25傑作吹替視聴室Vol.25:『エイリアン』を追加しました。

2017.08.04「インデペンデンス・デイ」古川登志夫インタビューを追加しました。

2017.07.28傑作吹替視聴室Vol.24:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を追加しました。

2017.07.03『インデペンデンス・デイ』山寺宏一インタビューを追加しました。

2017.06.23傑作吹替視聴室Vol.23:『シザーハンズ』を追加しました。

2017.05.26傑作吹替視聴室Vol.22:『LOGAN/ローガン』公開記念!を追加しました。

2017.04.28『ヒート 製作20周年記念版<2枚組>』菅生隆之【後編】インタビューを追加しました。

2017.03.31『ヒート 製作20周年記念版<2枚組>』菅生隆之【前編】インタビューを追加しました。

2017.02.24『ダイ・ハード/ラスト・デイ』樋浦勉インタビューを追加しました。

2017.01.27『サンズ・オブ・アナーキー』森川智之&五十嵐麗インタビュー【後編】を追加しました。

2017.01.06『サンズ・オブ・アナーキー』森川智之&五十嵐麗インタビュー【前編】を追加しました。

2016.12.22『ホーム・アローン』矢島晶子インタビューを追加しました。

2016.12.09『ホーム・アローン』折笠愛インタビューを追加しました。

2016.10.21『王様と私』壌晴彦インタビュー【後編】を追加しました。

2016.10.07『王様と私』壌晴彦インタビュー【前編】を追加しました。

2016.09.09『X-ファイル』戸田恵子インタビューを追加しました。

2016.08.19『ターミネーター』小山力也インタビューを追加しました。

2016.08.12『ターミネーター』大友龍三郎インタビューを追加しました。

2016.07.22『マイノリティ・リポート』佐藤拓也【後編】インタビューを追加しました。

2016.07.08『マイノリティ・リポート』佐藤拓也インタビューを追加しました。

2016.06.24『コマンドー』若本規夫インタビューを追加しました。

2016.06.10傑作吹替視聴室Vol.21:吹替の名盤特集第四弾を追加しました。

2016.05.27『X-ファイル コレクターズブルーレイBOX』小杉十郎太&相沢恵子&春日一伸インタビューを追加しました。

2016.05.13『X-ファイル コレクターズブルーレイBOX』福永莞爾&平田勝茂インタビューを追加しました。

2016.04.15傑作吹替視聴室Vol.20:『X-ファイル コレクターズブルーレイBOX』特集第3弾を追加しました。

2016.04.01傑作吹替視聴室Vol.19:吹替の名盤特集第三弾を追加しました。

2016.03.18傑作吹替視聴室Vol.18:吹替の名盤特集第二弾を追加しました。

2016.02.29傑作吹替視聴室Vol.17:『X-ファイル コレクターズブルーレイBOX』特集第2弾を追加しました。

2016.01.29傑作吹替視聴室Vol.16:『X-ファイル コレクターズブルーレイBOX』特集を追加しました。

2015.12.04『ウェイワード・パインズ 出口のない街』津田健次郎インタビューを追加しました。

2015.11.13『glee/グリー』坂本真綾&早川陽一インタビューを追加しました。

2015.11.12傑作吹替視聴室Vol.15:吹替の名盤特集第1弾を追加しました。

2015.10.16『Fargo/ファーゴ』森川智之インタビューを追加しました。

2015.09.30『コマンドー』玄田哲章&土井美加インタビューを追加しました。

2015.08.14『エイリアン』大塚明夫インタビューを追加しました。

2015.08.14『24 -TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ』田中敦子インタビュー第1弾を追加しました。

2015.07.14『24 -TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ』小山力也インタビュー第3弾を追加しました。

2015.07.19『24 -TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ』小山力也インタビュー第2弾を追加しました。

2015.06.30吹替の帝王『エイリアン』幸田直子インタビューを追加しました。

2015.06.30『24 -TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ』小山力也インタビューを追加しました。

2015.06.30吹替の帝王 公式サイトをリニューアルオープンしました!

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