野のユリ
「引き受けたからには 独りでやってみせる」

アリゾナを放浪する黒人青年のホーマーは車の故障で、東ドイツから来た5人の修道女が住む家に辿り着く。荒れ地に教会を建てようとしている彼女たちから、ホーマーは建築の手伝いをするように頼まれる。したたかでチャッカリした修道女の立ち振る舞いや、言葉の通じぬ彼女たちにホーマーが英語を教えるシーンは、ほのぼのとした笑いを誘います。登場人物全員が善人。ひっそりと咲いても人の心に喜びをあたえてくれる野のユリ。虚飾を捨てて生きることの大切さが素直に伝わってくるヒューマンドラマの名作です。