奇跡の人
「現実を教えないことが、よっぽど哀れです」
第35回アカデミー賞主演女優賞と助演女優賞のド迫力演技。

原題の“THE MIRACLE WORKER”と主演女優賞からもわかるように、本作の主役はサリバン先生(アン・バンクロフト)。”奇跡の人”とは、三重苦のヘレン・ケラー(パティ・デューク=助演女優賞)の人生に光明をもたらす奇跡の教育をしたサリバンのこと。彼女自身、14歳まで字が読めず不屈の精神で克服したという。その体験が格闘とでも呼びたいようなヘレンへの教育の礎になっているとか。格闘と言えば、2人の演技も格闘という表現がピッタリ。演技と演技のがぶり四つ。一瞬たりとも見逃せない感動作です。