誕生!史上最高の新フォーマット 4K ULTRA HD

 
より深い感動を得ることのできる4K ULTRA HD - AV評論家 潮 晴男

解像度が上がると今までに観えなかった新たなる世界が目の前に拡がる…。4K ULTRA HDはまさにその夢を実現した新しいパッケージソフトである。4K ULTRA HDはこれまでのBDに比べ4倍の情報量を描き出すだけでなく、HDRと呼ぶ輝度のダイナミックレンジと色彩表現の範囲を圧倒的に拡大する方式を取り入れ、映像表現に係るすべての要素を高次元に整えることでこれからのホームシアターにおける新基準を作り上げたのである。

また音声に目を向けてみるとCS放送もNET配信も4K映像に見合った音のクオリティまでには至らない。そうした点でも4K ULTRA HDはHD音声を取り入れ映像に見合うバランスを身に付けていることも大きなポイントだ。手の届く価格帯のプレイヤーも発売され環境は十分に整ってきた。20世紀フォックスの作品群は4K ULTRA HDの器を活かし、より深い感動を得ることのできる絵作りと音作りがなされている点でホームシアターファンにぜひともお薦めしたいと思う。

 
凄い家庭用映画メディアが登場した! - AV評論家 山本浩司

4K ULTRA HD最大の意義は、映画館体験をはるかに上回る超絶パフォーマンスがホームシアターで得られることにある。これまで十数枚の4K ULTRA HDを自室のソニーの4KプロジェクターVPL-VW500ES で観てきたが、HDR に対応していないこのプロジェクターでも再生プレイヤーの設定値を工夫することで、驚くべき高画質が堪能できる。たとえば酷寒の地で繰り広げられる壮絶なサバイバル・ストーリーを雄渾な筆致で描いた『レヴェナント:蘇えりし者』。自然光で撮られたオープニング・シーンの川面の輝きや朝靄の向こうに見える野牛のシルエットのうっとりするような美しさは、4K ULTRA HDと4Kプロジェクターでこそ満喫できる。コントラストの浅いデジタルシネマプロジェクターを用いたフルHD上映の映画館では、この静謐な映像詩の趣を味わい尽くすことは難しいだろう。ほんとうに凄い家庭用映画メディアが登場したものだと、4K ULTRA HDを再生するたびに一人ごちている。

 
映画館を上回る映像再生が可能になった! - AV評論家 堀切日出晴

視覚芸術では光彩による刺激によって色彩を認識させ、心理的感情へと発展、増幅させてきた。カラー映画が誕生して以来、映画は光彩色彩にもっとも敏感な芸術であり、優れた映画には光と色の強い脈動が息づいている。4K ULTRA HDが備える輝度レンジと色再現の拡張。これらは実景さながらの光彩色彩を再現できるが、なによりも映画が持つ感受性の強さや審美眼の確かさといったものを伝えるものである。たとえば『レヴェナント:蘇えりし者』にみる、自然光や光彩の無限の陰影への感性はどうだ。

『オデッセイ』のハイコントラストな光彩色彩は、被写体を緊張感や視覚的苦痛で染め抜いているではないか。前景から後景へと連なる被写体の層のなかで、主光、反射光、屈折光、逆光、原色、二次色たちが繰り広げるドラマティックな光と色の舞踏会。再生環境さえ整えば映画館を上回る映像再生が可能となる。4K ULTRA HDが魅せる美術画。これにたっぷりと酔い痴れていただきたい。