誕生!史上最高の新フォーマット 4K ULTRA HD

 
待ちに待った! 4K ULTRA HDがやってきた! - 視聴対談 : 飯塚克味×伊尾喜大祐×酒井俊之
AVライターとして活躍されている飯塚克味さん、伊尾喜大祐さん、酒井俊之さんが伊尾喜さんのホームシアターに集合。たっぷりと4K ULTRA HDを体験して頂きました。いよいよ禁断のBD VS. 4K ULTRA HD対決がスタートします!

飯塚: BD(ブルーレイ)でも充分かな、と思っていた印象があっけなく覆ってしまいましたね。これまで“高画質”と呼んでいたものとは別の言葉が必要かもしれません。4K映像になって初めて、BDの2Kクオリティでは気になっていた部分に目をそむけていたのだということに気付かされました(笑)

伊尾喜: BDと4K ULTRA HDを続けて見比べていたら表現力の差が如実にわかりました。光の強さが格段に違いますね。4K ULTRA HDの方が圧倒的に優秀です。また、暗部の階調がしっかりと出ていることは夜のシーンなどを見てみると一目瞭然だと思いました。

酒井: HDRには対応していない4Kプロジェクターでどこまで4K ULTRA HDのポテンシャルが引き出されるのか興味津々だったのですが、あっけないほど4K ULTRA HDの優位性が再現されていました。2Kと4Kの差は特にロングショットなどでは明白で、これだけでもまずBDとのクオリティ差を痛感します。細かいディテールに目が届きやすくなるので、撮影設計を読み解く楽しさが増えますよね。

伊尾喜: CGを使ったショットなどを見ても精細感が引き出されています。映画のもともとの絵の情報量をフルに再現しようとすると、実はBDでも足りないくらいなんだ、と実感させられました。

飯塚: なんだか視力が良くなったような錯覚を覚えるほどなんですよ。あ、このシーンではこんなところまで描きこまれていたんだ、という映画ファンには嬉しい発見の連続です。

酒井: 絵の透明感や立体感も4K ULTRA HDは素晴らしい。光の煌めきも印象的です。そして、黒の黒たる存在感も見事だと思います。

伊尾喜: なにより色数が増えて、その色の描き分け方が素晴らしいと思いませんか?色の純度も高いし、特筆すべきは白のヌケの良さにあると言っていいですよね。また、実写のシーンでは自然光がそのままの姿で収録されているような印象もあります。作品によってはもちろんBDが健闘しているのも確かなのですが、その差は間違いなくあるんですね。

飯塚: 絵の強さ、リアルさが増すんです。またフィルムで撮影された作品は、4K ULTRA HDとの相性もいいのだと感じました。4K ULTRA HDのほうが奥行き感や質感などの再現力は優秀です。色がくっきりと鮮やかなのも強く印象に残りました。

酒井: 自然界のなかに存在する色数の多さが誇張されずにナチュラルに表現されているこの感覚は確かにBDでは体験できませんでした。より、人間の目で見たままに近い印象になるんですね。

飯塚: 4K ULTRA HDでは、作品が何を伝えようとしているのかが全面的に押し出されるようになったのではないでしょうか。しかも絵によってはまるで3Dで見ているかのような効果も感じられるんですよ。

酒井: DVDがBDになった時の驚き、2D盤が3D盤になった時の驚き、これを超えるのがBDから4K ULTRA HDへの進化だと思うんです。しかも想像していたよりもショックが大きかった、というのが正直なところです。見比べればすぐに、しかも容易にわかる。

伊尾喜: そうでしたよね。僕のシステムはまだHDRには対応していないのですが、このハードルは何とかして越えたいという思いを新たにしました。また、最新のドルビーアトモスや、DTS : Xで収録された作品では、頭上に設置したトップチャンネルの音の定位も再現され、これまでにない体験でした。映画ファン、AVファンの方々にはまずはとにかくこの4K ULTRA HDのパフォーマンスをご自分の目と耳で確かめて欲しいと思います。

飯塚: まだシステムを揃えていなくても、来るべき時のために“全部入り”の4K ULTRA HDを揃えておいた方が結局はお得でしょう(笑)

酒井: 自分の好きな作品がリリースされるとか、フル対応のシステムを揃えるのはなにかきっかけが必要でしょう。でもその前にこのクオリティは実際に体験しておくことを強くお薦めしたいですね。大型のスクリーンでなくても、TVサイズで充分。これからは最新作だけでなく、往年の名作や大作の4K ULTRA HD化にも大いに期待していましょうね。