誕生!史上最高の新フォーマット 4K ULTRA HD

4K ULTRA HDは現代最高のホームエンターテイメント - AV評論家 麻倉怜士

 

 4K ULTRA HDは圧倒的な感動を観る者に与えてくれる。BD(ブルーレイ)も感動度は高いが、4K ULTRA HDは映像の解像度、光と色の量がまったく違う。クリエイターはその分だけ、より細部にこだわった映像作成が可能になる。映像のリアリティが格段に増すから、メッセージがよりクリアに伝わる。

 この4Kの魅力をさらに増すのが、HDR(ハイダイナミックレンジ)の力だ。ダイナミックレンジとは光の明暗差のこと。人間の目は広範囲な明暗を認識できるが、BDは再現幅が狭い。ところが、4K ULTRA HDはその100倍の明暗差を扱う高精度HDR技術を採用した。これまで捨てられていた光情報が事細かに再現され、光と色の量と質が圧倒的なのだ。しかも4Kだけでも、HDRだけでもなく、4K+HDRである。その感動力はいかばかりか想像に難くない。太陽光に照射された車のボンネットの輝き、タッチライトに照らされた女優の目の光、水面に乱反射する光など、映し出されるすべてのオブジェクトで本来の豊穣な色が再現されるのである。

 実例を挙げよう。20世紀フォックス作品『エクソダス : 神と王』のチャプター1。ラムセス国王の金色の鎧の神々しさの陰に隠れた空虚感の再現、チャプター36の空を覆う青黒い暗雲や竜巻の不気味さ、何十メートルもの津波の偉容さ、濡れた砂浜の反射感の鋭さの再現など、観る者の感情を刺激するレベルまで言語性が深い。その作品のコンセプト、世界観をより深く耕すのが4K+HDRの深遠なる表現力だ。次元が違う映像体験を与えてくれる4K ULTRA HDは、まさに現代最高のホームエンターテイメントだ。